8月のちょうどお盆の時期に、スピードスケートのカルガリー合宿の様子を見るためにカナダのカルガリーに行ってきました。カルガリーは1988年の冬季オリンピックの開催地となった実績を持ち、また世界的な観光地、カナディアンロッキーの玄関口としての役割をも担う大草原に囲まれた都市です。
合宿が行われているスピードスケートのリンク、オリンピックオーバルはダウンタウンの北西にあるカルガリー大学の敷地内にあります。カルガリー大学は日本の大学では考えられないほど広大な敷地をほこり、芝生が敷き詰められたキャンパスはこれぞ“欧米の大学”という雰囲気がしました。また充実したスポーツ施設を誇り、カルガリー大学のアメフトやサッカー、ホッケーなどの各種チーム(日本の大学で言う体育会?)に関する展示も見ることができました。
その充実した施設の一角を占めるオリンピックオーバルは、世界屈指の高速リンクとして有名で、数々の好記録が生み出されています。また1年中氷が張られており、各国のスケーターが夏場に合宿を行うスピードスケートのメッカでもあります。ただ、訪れているのは圧倒的に日本人選手が多く、その他は地元カナダや、オランダ、ロシアといった国々の選手達でした。また夏場の合宿の時期にも関わらず、連日リンクに通う日本人記者の姿もあり、今季が五輪シーズンであることを実感しました。
このカルガリー合宿では、各選手が実際に氷に乗って、スケート靴の調整を行ったりフォームを確かめたりしていました。また、8月12〜14日にはサマークラシックという国際競技大会も行われ、女子5000mでこの時期としては異例の日本新記録も出るなど、各選手それぞれ順調にトレーニングを消化している様子も伺えました。
10月末のシーズン開幕まで気づけば後2ヶ月。各選手、海外合宿から帰国後は国内で陸トレなどを行い、さらに10月には開幕戦が行われる長野で合宿を行います。開幕まで悔いなくトレーニングが消化されることを願ってやみません。
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