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2005/11/1掲載 

ア式蹴球部 兵藤慎剛 第4回(第1部)

 ユニバで三連覇を遂げた大学選抜。ユニバの経験を通して兵藤は自分の位置というものをはっきりと認識し早稲田に戻ってきたのである。今回はユニバを中心に海外での生活についても語ってもらった。

―まずユニバでの三連覇の感想をお聞かせください。 
 (海外のリーグで活躍する)3部リーグの選手とかも出てきてたし、トルコとかは優勝狙ってきてたんでやっぱりそれなりに個人の能力っていうのは高いと思いました。大学にもばらつきがあって、強いチームと弱いチームの差が結構あって代表とは違う感じがしたんですけど、そのなかでもイタリアは組織とかはしっかりしていて強いなって感じました。でも、試合重ねるごとにチームとしても選手同士の動きがわかるようになってきて、チームになることができたので、最終的には結果もついてきたと思います。


海外での経験を通して自分の位置を掴んだという。
 

――代表と比較するとどうですか?
 うまい選手というのは基本的にプロに行っていると思うので、他の国の大学選抜といってもワールドユースと比べたらレベルがかなり劣っている感じはしました。やっぱり代表のほうが、緊張感があるし、周りの意識も高いです。個人的にワールドユースを経験していることもあって、自分のプレーができたと思います。あとはボランチでプレーすることが多かったのですが、よく知っている伊野波(雅彦)(阪南大)と組んだのでプレーしやすかったです。


――特に際立っていた選手というのは?
 (徳永)悠平さんですね。身体能力を見ても高いし、サッカーもクレバー。そのうえ技術もしっかりしていますからね。あと藤本(淳悟)さんは決めるところは決めていて決定力がひと際高かったです。そういうところはこれから見習っていきたいと思うし、キックの精度に関しても同じことが言えますね。

――トルコでの10日間の生活はどうでしたか?
 部屋はFW、MF、DFで分かれてそれぞれ7人部屋で、そこに仕切りがあるという感じでした。7人の中でも枠が1人部屋と2人部屋と。僕と伊野波は一緒だったのでお互いのプレーに関する話はできましたね。でも、トルコでの食事はおいしくなかったです。外国の米っていう感じでぱさぱさしてて、油っぽい肉とかだったのでおいしいとは言えませんでした。最後の日は観光していいって言われたんですけど、まわっても何にもないなって思ったのでトルコ石みたいなお土産だけ買いました。

 

アイマールが目標!!

――そのあとスペインに行ってバレンシアの練習に参加しましたね?
 参加したのはBの練習なんですけど、Aもすぐ近くでやってて。でもトップチームとBのレベルはぜんぜん違いましたね。Bの練習をやってみても、コミュニケーションの問題さえなければ、(徳永)悠平さんの実力は圧倒的でしたね。あとアイマールを近くで見れたことにも感動しました。体はちいさいけど運動量があって、ボール持ったときの技術とボディバランスなど理想のプレーヤーです。アイマールを見ることができて目標がはっきりしました。

――スペインで観光は?
 スペインの料理は日本人の口に合うし、おいしかったです。あとは街をかるくぶらぶらしたりですね。スペイン人は明るいし、いい人たちばかりでした。海はきれいなので観光で行ったらバレンシアはいいと思いますよ。 (第4回第2部へ続く)

 第4回は2部構成でお送りいたします。 第2部は近日公開いたしますのでお楽しみに!!


(TEXT=村山裕太、PHOTO=村山裕太、横山真弓)

 

 


 
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