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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育局各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2006/3/3更新  第49回

吹奏楽団探訪

 
 
 

 

 早稲田のスポーツを語る上で欠かせない存在、それは応援部ではないでしょうか。野球の早慶戦やラグビーの早明戦で試合だけではなく、リーダーの力強いエールや、チアリーダーズの華やかな演技を楽しみにされている方も多いと思います。そんな早稲田スポーツを盛り上げる存在、応援部。その中で今回は、校歌や応援歌の演奏で選手を後押ししスタンドの観客を盛り上げる、吹奏楽団のみなさんの練習を見学してきました!

 私達が見学へ行った日はちょうど、4月初旬に予定されている応援部の新入生歓迎ライブと、吹奏楽団による新入生歓迎演奏会に向けての練習中。そこで一足早くその演奏を聞かせてもらえると、とても楽しみにしていました。しかし練習が開始してまずみなさんは楽器を下に。そして始めたのがなんと歌。楽器を使ってではなく、声で音階をとる練習です。楽器を手に取ったのは練習が始まって10分近くたってから。しかもその後も何度も声を出して音を確認したり、ペットボトルや体全体を使って呼吸法の確認をしたりと、吹奏楽の練習というよりも合唱の練習のようでした。そのような基礎練習が30分行われた後はいよいよ楽しみにしていた曲の練習。曲は映画「アラジン」に登場する「ホールニュー・ワールド」。全員で合わせて演奏するのは今日が始めてということでしたが、その演奏は圧巻!本当に今日始めて合わせたの?と疑いたくなるほどで、間近で聞いた大迫力の演奏には鳥肌が立ってしまいました。しかし指揮者の方が楽器ごとに分けて細かい指導を行いその後にまた全員で合わせてみると…さっきと全然違う!指揮者の方の指示の的確さと、演奏するみなさんの指示への対応の早さに驚いてしまいました。その後は先生に指導を受けての合奏ということでしたが、ここでも呼吸法や楽器の構造といった基礎が中心。こうしてみてみると3時間の練習時間の半分以上を基礎の練習に費やしていました。しかし、そういった基礎を確認していくと楽器の音色も次第に変わっていき、音楽に関してはド素人である私でもその違いをハッキリと感じます。試合会場での迫力ある演奏の基はこの地道な努力にあったようです。

 部員同士で指示を出し合いながら練習は終始和やかなムードで進んでいました。しかしきびきびと、そしてはきはきとしたあいさつと返事はやはりさすが応援部!見ているこちらまで背筋が伸びるようでした。春からはまた体育各部の試合もたくさん始まります。試合会場へ足を運ばれた際には是非、吹奏楽団の演奏と一緒に歌い、手を振り、選手達を盛り上げていきましょう!

 

関連サイト
応援部吹奏楽団公式サイト



 

(TEXT=神崎風子、PHOTO=五十嵐文子)
 


 
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