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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2010/6/12更新  第76回

「フィギュアスケート初観戦レポート」

指導02奈也スマイルはみんなを幸せにします

 私たちの記憶に新しいバンクーバーオリンピック。なんといっても一番盛り上がったのはフィギュアスケートではないでしょうか?もはや私たちの冬の風物詩と言ってもいいほどにその人気が至るところに浸透しているフィギュアスケート。しかし、普段はテレビの画面を通して見ることが多いのではないでしょうか。皆さんはフィギュアの演技というものを生で、間近で見たことがありますか?

 実は、私も見たことが無かったのです。アイスショーというとなんだか格式が高そうで、私には全く関係のないものと思っていたのです。しかし今回、運よく見る機会を得ることができたのです。

 今回訪れたのは、第56回早慶アイスホッケー定期戦。フィギュアスケートはアイスホッケーの試合に先立たれて行われるエキシビションとして行われました。演技者はなんとあの武田奈也(スポ4)さん。フィギュアスケートに詳しくない人も武田選手の顔を見れば「あぁ!」と思うでしょう。そうです。奈也スマイルがまぶしい彼女です。しかも武田選手は実力派スケーターなのです。165センチメートルを超える長身から繰り出されるジャンプは圧巻です。それに加え、2007年度のNHK杯では3位となり、銅メダルを獲得しています。
 こんなことを偉そうに語っている私ですが、実は武田選手のことをよく存じ上げなかったのです。一緒に行ったメンバーからは大ブーイングでした。

指導02会場を魅了したスピン

 私が初めてフィギュアスケートを見ることとなった場所は、新横浜アイスセンター。アイスホッケーの試合に行ったことがあった私は相当寒くなることを予想し、きっちりと防寒の用意をしていったのですが、メンバーの一人は七分袖のワンピースにその上にカーディガンを持ってきただけというなんとも見てられないほどの薄着。私の隣にいた男性などは、なんと半そでにハーフパンツという真夏の服装でした。今度フィギュアかアイスホッケーの試合を見に行こうと思っている方は想像以上に寒いと思うので、防寒の用意を忘れずに・・・

 「うわぁー。本物だ。」とメンバーの一人がもはや単なるミーハーと化していたのもそのはず、武田選手がウォーミングアップでリンクに出てきました。改めて感じるのは、フィギュアスケートというもののスピードの速さ。テレビを通してだと、あまり感じることができないかもしれませんが、私の思うスピードよりはるかに速いものでした。それに加え、鋭いエッヂの音があいまって、臨場感たっぷりのステージが出来上がりました。

指導02伝家の宝刀、ジャンプ

 先に滑った、慶應義塾大学の選手が滑り終え、いよいよ武田選手の出番となりました。リンク上に出てきた、武田選手はなんとノースリーブの衣装をまとっており、「こんな冷えた空気の中このような衣装で寒くないのか」というのが私の正直な印象で、それは観客の多くの人が思っていたはずです。

 アップテンポな曲がかかり、いよいよ武田選手が舞い始めました。会場の至るところから「奈也ちゃーん」という声が聞こえ、まさに会場は「武田奈也劇場」と化していました。すると、そんな期待に応えてか、きっちりとジャンプを決め、さらに会場を魅了した武田選手は華麗なステップを見せてくれました。演技終了とともに割れんばかりの拍手が沸き起こり、「武田奈也劇場」は幕を閉じました。

 私の初フィギュアスケート観戦は非常に興奮につつまれたものとなりました。武田選手は女子選手ですが、「男子選手のフィギュアスケートとなると、また違ったものを感じることができるのではないか。」や、「この繊細な表現は女子選手ならではだな。」など観戦を楽しむとともに色々なことを感じることができました。
 ぜひとも、皆さんにも見に行っていただきたいのですが、くれぐれも防寒の用意を忘れずに。でないと隣の人のおでんが美味しそうに見えてしまいますよ!

(TEXT=鈴木雄介、PHOTO=染谷知里、平尾実夏)
 


 
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