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チア特集第1弾 応援部BIG BEARS






 
ステージでは四季折々の演技を披露した
――ここからは年3回の大会と先日のチアリーディングステージについてお話を伺っていきます。演目数が多かったですが練習はどのように進められたのですか。
※チアリーディングステージ:年1回行われるBigBearsの公演会で今年は~year〜をテーマに10以上の演目を行った。

原:夏季合宿の最終日に7,8,9月は一度披露しています。他は9月に入ってからです。応援のピークだったので並行して練習したり、ステージにもっていく演技をハーフタイムに行ったりといった工夫をしています。

――六大学のチアリーダーが合同で行う演目もありました
太田:4年生が9月から練習していました。六大学が集まれないと練習できないのですが日中は授業が、夜は自校の練習があるので7~9時に朝練をしていたようです。

――競技大会について概要を教えていただけますか?
原:8月に全国大会のジャパンカップがあって、6月は予選の関東大会です。12月はインカレがあります。Aチームの16名で演技して5人の審査員が1人100点満点で点数をつけて最高得点と最低得点の2名を除いた3名の審査員の合計点で競います。

――選手はどのように選抜されるのですか?
太田:部内でトライアウトがあります。一人ひとりジャンプとダンスとスタンツを見せてコーチが点数をつけて選んでいます。

――お二人はいつからAチームに選ばれたのですか?
原:2年生の関東大会からです。その時は同期が3〜4名選ばれました。最初はできない技ばかりだったのですが、揉まれていくうちに上達していきましたね。
太田:私は今回のインカレからなので今年の9月からです。関東大会にBチームで出場した際は初めての下級生がいたので探り探りの部分があったのですが、それに対してAチームは3年生が中心で関東大会やジャパンカップを経験しているメンバーも多く、とても頼りになります。


 
Aチームの演技。インカレでは大技に挑む。
――16名のチームでどんなポジションがあるのですか?
原:トップが4名、ベースが8名、スポットが4名の構成です。私はスポットといってスタッツを一つの木というんですけど、その木の司令塔としてスタンツの後ろで声掛けや支えたりします。 
太田:木を客観的に見れるのがスポットなので危なかった時の判断をするのがスポットの一番重要な役割ですね。

――太田さんは?
太田:私はベースです。一番下の土台となる役割なので、上に乗る人が安心できるようにという土台をします。運動会の組体操で行うタワーの土台とイメージは同じかもしれません。他にもミドルという3層ピラミットの真ん中のポジションにつくこともあります。

――ポジションはどうやって決まるのですか
太田:1年生の時に希望も出すけど身長で決まります。やってみて身長が足りなかったり、大きすぎちゃってなんか違うなという人は変わることもあります。

――お二人の得意分野はなんですか?
原:私はスタンツです。ジャンプとダンスが苦手です・・
太田:ダンスが得意です。とくにモーションという声を出す役割があるのですが、声の大きさで入れたと思ってるので(笑)

――ジャパンカップと今回のAチームの違いはありますか?
原:トップの4年生エースが2名抜けてしまったので、演技の構成は下がりましたね。ジャパンカップでは2点差で準決勝進出を逃してしまったので170点突破(ジャパンカップは167.5点)を目標にしています。

――もうすぐインカレですが意気込みをお願いします。 ※全日本学生選手権大会が12月14−15日に行われる。取材を行ったのは11月30日
原:最後の332から443というピラミット技を絶対に決めたいです。ミドルを高く保つのが理想なのですが、どうしても下がってしまう。綺麗にとるのが難しいです。
太田:16人でやらないといけないのが難しいですね。443だと11名使って、最後に1人を上げるのに3名使います。すると最初に乗った2人の後ろには1人ずつしかいないのでもし落ちてきたら1人で1人をキャッチしなくてはいけない、危険な技です。

――応援部チアと競技チア団体との違いはどのようなところにあるとおもいますか?
原:色んな大舞台で演技をさせてもらえるのは応援部の魅力だと思います。明治神宮や国立競技場、競技者としても大隈講堂や代々木第一体育館で演技することができます。
太田:人とのかかわりが多い点です。早稲田大学応援部だけが体育会各部の専門として、本当はお金を払わなければいけないところも応援の団体として呼ばれていかせてもらえる。また、学生では経験できないステージで演技を披露させていただけるという経験が詰めることも大きいです。

――なるほど。それでは最後にメッセージをお願いします。
原:スポーツの応援にチアリーダーズは行くことが多いので、何かのスポーツに興味がある方はそのスポーツと一緒に見チアリーダーも見ていただきたいな、と思います。
太田:早稲田大学の中にも色々と応援する団体であったり、チアリーディングをする団体が増えているんですけど、先ほど言ったようにスポーツの応援を専属でできるのはBIG BEARSだけなのでそこでしかできない演技であったり、今人数が多いのでそれを強みにして色々な舞台に立たせて頂くのでぜひ見てください!

 

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(TEXT=鈴木崇広、PHOTO=磯綾乃、鈴木崇広)
 


 
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