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[野球部特集] 栄光に向かって!〜WIN THE VICTORY〜

春季リーグ展望〜大学野球を見に行こう!〜

鳥谷敬選手
 

 いよいよスポーツシーズンが幕を開けようとしています。そんな中、私は大学野球を観戦することをお勧めします。4月の半ばより神宮球場では、東京六大学野球リーグ、東都大学野球リ−グという日本を代表する2大学生野球リーグが行われます。大学野球は高校野球に比べマスコミでの扱いも小さく、かつての全盛期と比較して人気が凋落したといわれていますが、時代が変わっても神宮球場の熱気、興奮、応援の一体感というものは脈々と受け継がれ、また高校球児のなかにも神宮でプレーしたいという憧れは確実に存在します。特に早稲田、明治、立教、法政、慶応、東大の6チームで行われる東京六大学野球リーグは人気、伝統において学生最高峰であり、毎週末神宮球場では甲子園に負けない熱戦が繰り広げられています。

 大学野球を観戦する面白さとしては、甲子園で活躍した球児たちの成長をこの目で 見ることができることも挙げられるでしょう。各大学には甲子園で大活躍した選手たちが多数在籍しており、球場に足を運べば彼らの活躍を今も目にすることができます。また昨春、無名高出身ながら六大学の首位打者を獲得した明治の宮沢選手のよう に高校時代は無名でも大学で急成長を遂げる選手もいます。そのような選手の成長を見ることもまた大学野球の面白いところです。

比嘉寿光選手
 

 昨年のリーグ戦は早稲田がエース和田を中心とした全員野球で春季リーグ、秋季リーグと連覇しましたが、今年も早稲田の勢いは止まりそうにありません。旧チームからのレギュラーの大半が残り、実力的にもプロが注目する逸材ばかりです。俊足好打で昨秋の首位打者青木宣親(人4)、プロ注目の走好守三拍子揃ったショート鳥谷敬(人4)、沖縄尚学高校時代に沖縄県勢として初の甲子園制覇を成し遂げた経験を持つパワーヒッター比嘉寿光(社4)、智弁和歌山高校時代に全国制覇を経験した武内晋一(人2)らを中心とした打線は他チームにとって脅威。また投手陣も昨年リリーフとして活躍した甲子園ベスト8の実績を持つ清水大輔(人4)、1年生ながら先発の座を守り通した越智大祐(人2)に加え、報徳学園のエースとして昨春のセンバツ甲子園を制した大谷智久(スポ科1)が加わり、磐石の布陣です。今年の六大学野球春季リーグ戦は、三連覇を目指す早稲田の勢いをどの大学が止めるのかといった展開が予想されるでしょう。

 リーグ戦が開催される週末は、ぜひ神宮球場に足を運んでみてはいかがでしょうか。オリンピックやサッカーワールドカップにも負けない熱戦、感動に出会えるはずです。

(TEXT=中島和朗、PHOTO=長友亮太、早稲田ウィークリー編集部)

 


 
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