伊藤拓也選手プロフィール 早稲田大学スポーツ科学部2年 岩手・盛岡工業高校卒 階級：84キロ級、身長178センチ、体重86キロ

――大学に進学されて大きく変わったところはありますか。
　高校よりも練習環境がすごく良くなりましたね。大学に来たら周りが強い人ばかりで。高校はスポーツに力を入れている学校でしたけれど、僕が体重の階級的にも1番上でいつも15キロも軽い選手と練習をやっていましたから。（軽い選手とやると）スピードの練習にはなるんですが、パワーの方だと練習にならなくて…。

――それでは逆に大変だと思ったことは。
　周りがみんな強いから、練習のたびに集中しないといけないところがすごく大変ですけれど、だからこそ練習が面白いです。昔は周りに比べると圧倒的に自分が強かったから、ただ時間が流れてダラダラやるだけになっていたんですよ。でも今は練習でも接戦になるので、すごく楽しいです。

	昨年の内閣総理大臣杯大学選手権では3位と健闘。

――練習の環境がすごく気に入っているのですね。
　そうですね。僕は短期集中の方が合っているので、練習時間が短くなった分精神的に楽なんですよ。特にこのチームはそうなので、すごくやりやすいんです。

――どうして早稲田でレスリングをすることを選んだのですか。
　僕の通ってた高校があまり人数の多いチームではなかったので、急にメンバーが大勢いるところに行くのもいやだなと思って。あと、最初からリーグ戦で1位や2位になるようなチームには行きたくなかったんですよ。1位を保つのではなくて、できたら少し弱いところから強くしていった方がおもしろいじゃないですか！その方が勝った時すごく嬉しいし。

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