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  ア式蹴球部 山本脩斗選手インタビュー

 昨年度のインカレ決勝戦――電光掲示板に映る“1-6”、国立のピッチ上で歓喜に沸く駒澤の選手達、その様子をあの時二人はどのような思いで見つめていたのだろうか。あれからもうすぐ一年が経とうとしている。リベンジを誓い、最終学年としてチームを引っ張ってきた4年生にとって、最後の挑戦となるインカレ。その胸中は如何に?





 

金守貴紀 プロフィール
社会科学部4年
四日市中央工業高校出身
関東選抜B(大3)

――今年のリーグ戦を振り返って。
金守貴紀選手(以下金守): 結果は最終的には悪くなかったと思います。最後けっこう良い感じで締めくくれたと思います。(最終節で)法政に勝てたのはだいぶ大きいですね。ただ満足ではないです。優勝を目指してたから。
横山知伸選手(以下横山): 満足ではないけど終わり方が良かったです。内容的に駒澤戦(第21節5-1)とか。上位の勝ち点差が開いてなかったからモチベーションが保てたというか。
金守: それにもう追い込まれてたしね。「勝つしかない」っていう状況に。
横山: 法政戦は気持ち入ってましたね、早稲田は。
金守: 法政の方はちょっと入ってなかったかなって感じがしましたけど。
横山: 最終節の相手が法政だったから、早稲田としては(優勝の可能性が無くなっても)モチベーション下がらなかったけど、法政はたぶん最終節の明治の試合結果をみて「優勝できない」っていうのがあって、相当落ち込んだと思う。


 

横山知伸 プロフィール
スポーツ科学部4年
帝京高等学校出身

ウィルウィン: 今シーズンの失点数(総失点29)については?
金守: 多いです。29ってことは単純に考えても一試合に一点は取られてるってことだから。
横山: 中央戦(第16節1-4)とか、いらないところで大差で取られてるんで。中央戦は全然早稲田も悪くなかったんだけど、むこうのスーパーシュートがあって。流経戦(第19節1-2)の一点目とかも、全然早稲田のペースだったのに、100本打って1本入るくらいのシュートだった。先に点を取られるとダメだよね。
金守: バタバタしちゃう。
横山: 守備は前線とかも頑張ってくれると楽ですね。
金守: 全員の守備の意識が高い時は楽になります。
ウィルウィン: リーグ戦でのご自身の総括をしてもらえますか?
横山: いやぁ〜・・・チームの足を引っ張ってましたね。パスミスとかで簡単に相手に取られてしまったり。あと一対一でも対応出来てないところがあったから、まだまだです。
金守: 良い時は良いんですけど悪い時は悪くて、けっこう波があったと思います。けどセットプレーとかから4点くらい点が取れたんで、それは良かったです。
ウィルウィン: 金守選手はここぞという欲しいタイミングで点を取っていますよね。
金守: たまたまです。

 

 

横山: いや、狙ってます。
金守: 狙ってはいるけどたまたまです(笑)。でもまだ取れたと思うんで。
横山: まだまだ取れます、カナモは。インカレでも取ります。
金守: 取ります、インカレで。たぶんインカレ調子良いんで。
横山: 注目しててください。
ウィルウィン: ではリーグ戦でのチームの出来としては?
金守: まだまだ出来ると思います。他の上位チームと比べると早稲田は負け数が多いんですよ(*22試合中/勝数14/分数1/負数7)。だから自分達の調子が悪い時でも悪い時なりの戦い方で引き分けとかに持ち込んでいかないと。僅差の戦いが出来ていないんで、そういう試合をインカレではものにしていって優勝したいです。
横山: 良い時はすごく良いんですけど、元気がないと試合内容もそれに比例して悪くなっちゃうかなという感じで。気持ちの入り様ですね、自分も含めてみんな。

 

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(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=五十嵐文子、田辺里奈)

 

 


 
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