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 中島敬介(H19スポ卒(男子バレーボール部OB))。大学ではその恵まれた体格から大学トップクラスのセンターとして一年次からレギュラーとして定着。早稲田の柱としてチームを支えてきた。そんな彼が次なるステージへと選んだのは海外の舞台であった。彼はどのような経緯からこの決断を下したのであろうか。これから目指すべき姿というのはどのようなものなのか。中島にその胸中を語ってもらった。





 
中島敬介選手 プロフィール
H19年スポ卒
東亜学園高校出身
ユース・ジュニアと各世代の代表を経験
2年連続での全日本インカレ3位に大きく貢献

―― まずは日本のチームでいくつかオファーがあったようですが、そこでプレーすることを選ばなかった理由というのは?
 どうしても行きたいチームがあったんですけど、そこに行けなかったことが大きいですね。それと、日本のバレーって企業スポーツということもあって、仕事とバレーを両立していかなければならない。僕は将来的にもバレーの仕事をずっとしたいと思っていて、企業に入ってそういう仕事をするかっていえば…。でも、海外ではプレーをしっかりお金で評価してもらえる。そう考えると海外へという気持ちが強くなりました。そして、僕みたいな選手が海外に行って(日本に)帰ってきて、それで活躍できたらバレー界に新しい風を吹き込めるんじゃないかと。もちろん、高校選抜、大学選抜、それとたくさんの企業で練習をしてきてバレーを人よりは知っていると思うんですけど、日本の国内だけでなく、海外のバレーを見て勉強したいという気持ちもありますね。

――それではこれからのプランを教えてください。
 まずは、6月の中旬にアメリカに行きます。あっちではキャンプビジネスっていうのがすごく発達しているのでバレー教室を請け負う会社で指導者として2ヶ月ほど勉強してきます。そこではバレーもしつつ、語学なども勉強してくるつもりです。それからそのままフランスに行きますね。フランスの四部リーグだったらいますぐでもプレーできるので、そこで実力を磨きたいと思います。そこでは大学のように入れ替え戦とかもあるそうです。

――フランスのバレーのレベルというのは?
 フランスの一部リーグになるとかなり強いと思いますよ。でも、4部リーグというのは正直、早稲田でも勝てるくらいなリーグだと思うんです。ジュニアの代表でイタリアに行った時に2部リーグの上のチームと試合をしたんですけど、あっちがオフシーズンっていうのもあったと思いますけどそんなに強くないなって。とりあえず、やっていけるんじゃないかということしかわからないです(笑)。


 

センターとしての安定感は抜群!

――プレー面でこれから変わっていくことというのは?
  劇的に変わっていきますね。サイドやりますから(笑)。もし、もっとレベルの高い環境でやることになったらセンターではなくサイドでやらなきゃなって。センターとしての限界を知るってのもいいけど、僕の目標はそこじゃなくてもっと高いところにあるので。そう考えたときにセンターじゃ無理だなって思いました。これまでサーブカットの練習したことないんので結構壁は高いですが(笑)。でも、たとえサーブカットが返らなくても二段トスを打ち切れる選手になりたいです。サイドの能力は未知数で正直僕もわかりません(笑)。

 

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(TEXT=村山裕太、PHOTO=田辺里奈、横山真弓)

 

 


 
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