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 学生スタッフ第2弾は男子バレーボール部主務の弘津知樹さん。今年卒業を迎えるにあたって、今まで主務という役割を通して部活を支えてきた4年間の話をお聞きしました。





 
弘津知樹主務プロフィール
政治経済学部4年
早稲田本庄高校出身

―主務になった経緯を教えてください
 大学に入るときに運動部に強い憧れがあって。いくつか候補を考える時に、高校でもバレー部だったので、バレーもしくは大学から始められる部活を選んでいて。その時にバレー部に高校のバレー部の先輩がいらっしゃったので、最初から知り合いがいる方が溶け込みやすいと思って、バレー部に入ろうと思いました。当初からプレーでは貢献できないというのはあったんで、卒業後に社会人になって役立つという視点から考えると、最初からマネージャーをやった方がいいのではないかと思いまして。入るときからマネージャーとして入ったんで、必然的に(主務に)なってしまったという感じですね。

―仕事内容を教えてください
 普段は週に2〜3回ぐらい競技スポーツセンターに行って、提出書類があれば出しにいったり、郵便ポストがあるのでそこに確認しに行ってから、練習に行きます。OB会の仕事も主務の仕事なので、その関係の書類とか、体育館をとったりとか、練習スケジュールを提出したりだとか。練習スケジュールを決めた後、場合によっては練習試合を入れたり、ということを考えていきます。他の学校もしくは企業の方との連絡は僕が窓口になって、場所と時間を決めるという形になります。その際に主将と、「この練習試合はどういう目的でやるのか」「どのような時期にやるのか」ということを相談して、場合によっては時期と目的にそぐわない場合はもちろん依頼が来てもキャンセルする場合もあります。

―主将との関係は?
 今年のうちの部は、主将が現場監督といいますか、練習メニューなども全部主将が決めて部員に伝達するので、僕は主将を含め、全員が何も考えなくてもいいような環境にしていたり、させるという役割。舞台でいったら主将が主役で踊っていることに対し、僕がマネージャーなんで、場所取りから、お金や道具の管理だとかですね。選手が何もしなくてもいいように最高の舞台を準備してやっていくというのがマネージャーの役割だと思うんで。


 
自分の肉体を崩してやっている人の気持ちは図りしえない部分もあるとのこと。

―メンタル面のアドバイスはしますか?
 そうですね・・・。それは選手同士、もしくは仲のいい選手とかだとアドバイスなどをしたりはするんですけど。やっぱり、試合に出て、自分の肉体を崩してやっている人の気持ちは、自分はそういう環境の中で今までやってきていないので、図りしえない部分もあると思うので。気を使って、逆に言わない部分っていうのもあったかな。

―主務のやりがいは?
4年間部活にいて思ったのは、常に笑顔が耐えなかったなというのは感じていました。部員の温かさや面白さに幸いめぐり逢えたので4年間やってこれたかなという感じです。同期も含め、先輩後輩もみんな人を大事にする、というか面白くする。部活に入って思ったことなのですが、人として勉強が出来るとかスポーツが出来るとか、そのようなことの他に、人としての素直な温かさというようなものを彼らから学ばせてもらったので、バレーが好きという思いとは別に、本当に純粋にただの一個人として彼らといて楽しかったというのが自分の中ではあります。だからやってこれたというか。仕事とか大変でも。人が好きだったということが一番大きいですね。一番の原点はそこだと思います。

―主務からみたチームの魅力は?
 かぶってしまうかも知れないですけど、やっぱり人としての温かさ。あと、みんな自立しているところがいいなと思いました。うちの部は自分達でメニューを組んだりする形をとっています。そういった中で、練習にくることは全然普通のことなんですが、早稲田は当たり前のことが当たり前に出来ているという組織なんだなって。“トビボウ”っていって試合に遅刻したらワンマンレシーブをして坊主にしなきゃいけない約束とかがあります。一年間に絶対一人はいるんで、そういうのが…坊主にしていたら9割ぐらいはそれが理由です…。僕は2年の時の秋リーグに一回しました。

 

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(TEXT=池田恩、PHOTO=五十嵐文子、池田恩 )

 

 


 
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