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 2004年に早稲田大学に設立され、今年5年目を迎える女子ハンドボール部。今回はその女子ハンドボール部で選手兼主務をされている桜井真悠子さんにお話を伺いました。





 
桜井真悠子主務プロフィール
スポーツ科学部3年
神奈川・多摩高校出身

――まず、主務になった経緯を教えてください。
高校からハンドボールをやっていたんですけれども、大学では最初違うことをしようと思ってホッケー部に入っていました。やっているうちに、「やっぱりハンドボール面白かったかな。」って思って、仮入部の状態からハンドボール部にもう一度入り直すという形になったのですが、その年の10月に主務を変えることになって、当時2年生は2人しかいない状態だったので、1年生の中でしっかりしているからという理由でやらないかということになって。私も(女子ハンド部に)入ったばっかりだったし、(スポーツ)推薦の子もいる中で自分は一般入試で入ったこともあって、自分の存在意義が分からない時期ではあったので、良い経験にもなるし自分も役割を持てるということで引き受けました。

――普段のお仕事の内容を教えて下さい。
 例えば4月になると登録業務をし直したり。私の場合は選手と兼任なので、継続的な仕事というよりも単発的にやることが多いですね。1日の流れでいうと、今日(取材当日)は2部練習で午前と午後両方ですが、普段朝は選手としてやっているので、朝起きて監督とかからメールが返ってきて、体育館はとれているかなどの確認をしたり、取れていないときには競技スポーツセンターに行って予約し直しをしたり。でも練習のときは自分が特に主務であるということは考えないです。練習がメインで、監督さんがいらっしゃるときは遠征のお金を集めたり、部費をいつ集めるとかそのような話になったりします。

――選手と主務の兼任の苦労は?
 リーグ戦が始まるときは他のみんなもドキドキしていると思うのですが、私は選手登録で皆がちゃんと登録されているかということにも最初の一試合目はいつもドキドキしていて、試合が終わった後にやっと、「これで無事にリーグ戦がスムーズに始まっていくな。」という感じです。みんなは分からないかも知れませんが(笑)。女子ハンドには今度3年生になる後輩に副務が二人いるので、結構仕事を分担してやっている感じです。立場としては選手と主務どっちに重きを置いているというのではなく、どっちかというと選手としてやらせてもらっているという感じです。


 
はっきりとインタビューに答えてくれる桜井さん、これも主務としての素質だろう。

――やりがいを感じたときは?
  1年生の秋に主務になって、これから2年生になるという時に兵庫県に遠征に行くことになりました。相手方の遠征先の大学の方に連絡を取ったり、自分で交通機関を手配したりとかして、東京駅で集合して関西の大学に行くまで私が引率していくという形になって。今までそのようなことをやったことが無かったので、先輩もいるのに私がやって大丈夫かなという部分もありましたが、無事にみんなをその大学まで連れていけたときには出来るんだなって達成感を感じました。

――責任感が強いのですね??
  自分がプレーヤーとしてやっているので、選手としてうまくいかない時期とかに(主務の)いろんな仕事がどさっと来たりすると嫌になるときはもちろんありますけど、うまく乗り越えていってという感じです。 他の部活の主務の方の話を聞いていると、主務になるということはプレーヤーとしては重きを置けないというか、主務に専念してくれという部分があると思うので、主務もプレーヤーもやらせてもらって、自分なりにいろいろ学べたし、変にふてくされることもなくできたのかなと思います。

――学業との両立は?
 ハンド部は学業優先になっていて、授業などがあって(練習に)出ないんだったら自主トレーニングをするとか、足りない部分を補っていくという風にしています。そのようなところはやはり自主性というものですね。




――練習の雰囲気はどのような感じですか??
 上下関係はある程度のものはありますけど、後輩から先輩に向けて練習中に指示を出したりもしていますし、「こうした方がいい。」とか「シュート一本!」というように声をかけたりしています。キャプテンの村山が結構そのような所を重視していて、「声掛けてどんどん盛り上げてこう!」という感じです。

――他に、女子ハンド部の特徴はありますか。
 みんな全ての練習にもオフで遊ぶことにも一生懸命ですね。まだ二回しかやっていませんが、12月に仮装パーティーをするんです(笑)。家を借りて何グループとかに分かれて、みんなの前で披露したりしていました。練習は決して楽ではないのですけれども、アットホームというか、部活が大規模ではないからこそ、そのような別の部分で結束力を高めているという感じです。        

――新しい部活ですが、心掛けていることはありますか。  監督さんの口癖で『自主性』というものがあって、「大学生なんだから言われてどうこうするのではなく、自分で考えて、練習中もそうだが他のところでの態度とかも考えてやっていくように。」と言われています。みんながみんな出来ているかって言われたらそうは言えないんですけれども、それぞれで努力をしています。     

――尊敬で出来る選手はいますか?
 キャプテンの村山絵理奈(スポ3)ですかね?私は高校の時にキャプテンだったけど、自分のことでいっぱいいっぱいになってしまう部分があって、みんなを盛り上げていくことが全然出来なかったのですが、今のキャプテンはどんどん周りを盛り上げて、自分にも他の人にも厳しいし、一本シュートを入れたら声をかけたり、褒めるときは褒めるというような面ももっています。          

 

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(TEXT=池田恩、PHOTO=神崎風子、五十嵐文子 )

 

 


 
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