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今年の新2年生特集のラストに登場するのは競走部の栗崎 康介(スポ2)選手。昨年は1年生ながら持ち前のしなやかな 走りで、関東インカレや全日本インカレで上位入賞を果た した。わずか1年で大学スプリント界を代表するランナーと なった栗崎選手に、昨年を振り返ってもらうとともに、今 シーズンに懸ける思い、将来の展望などを語ってもらった 。





 
栗崎康介選手プロフィール
スポーツ科学部2年
兵庫・姫路高校出身
自己記録 200m:21秒08 100m:10秒73
07年関東インカレ200m第4位
07年全日本インカレ200m第3位

――まず、昨年一年間を振り返ってみていかがでしたか?
 新しい環境だったので、高校と比べて記録が伸びるかどう か不安なところがあったんですけど、関東インカレ、全日 本インカレで決勝に残れて、自己ベストも出せましたし、 全日本インカレでは3番に入ることができたのでそこは満 足しています。でも、その後怪我をしてしまって、日本選 手権では決勝にも残ることも出来ませんでしたし、秋シー ズンも膝を痛めてしまって(チームにとって)一番大事な日 本選手権リレーで走ることが出来なかったので、上の学年 に迷惑をかけてしまいました。そこが一番悔いが残るとこ ろです。

――怪我が続いた期間はどんな心境でしたか?
最初はすぐ治ると考えてたんですけど、1ヶ月経っても良 くならなくて、だんだん焦ってきて…。競技力ももちろん 落ちてきますし、それに私生活の面でも上の学年から怒ら れる部分も出てきてしまって、精神的に病んでた時期もあ りました。けど、走れるようになって(精神的にも)回復し てきました。

――昨シーズンで感じた課題などはありましたか?
 僕、スタートが弱いんですよ。そこでいつも大きい試合に なると置いてかれてしまうので、そこが走りの上での課題 ですね。あとは、(怪我をして)「試合で走れない」という こと。出場すら出来ないということは、勝つ負ける以前の 問題なので。そこが自分の課題です。


 

一つ一つの質問に、とても丁寧に答えてくれた。

――逆に自信のあるところは?
コーナー(ワーク)が一応得意だと自負しているので、そこ は負けたくないですね。

――目標としている選手はいますか?
大前(祐介・平17年卒)さんですね。大前さんの持つ200mの 早稲田記録(20秒29)を頑張って塗り替えたいと思います。

――高校と大学の違いを感じた点はありますか?
僕の高校は、あまり(陸上が)強い高校ではなかったので、 ちょっとゆるい部分もあったんですけど、早稲田大学の競 走部に入って、やっぱり伝統のある競走部ですし、私生活 でも競走の試合でも「ワセダ」の看板を背負っているって いうことを常に意識して行動しなければいけないっていう 点が一番違うところだと思います。 あと、練習環境も全然違いますね。高校はグラウンドも土 だったし、ウエイトルームなんかもありませんでした。礒 繁雄監督という素晴らしい指導者もいますし、本当に良い 環境でやらせてもらってます。

――伝統というお話がありましたが、「ワセダ」や「エン ジ」の重みを特に感じるときは?
 リレーの時ですね。失敗すると、もうヤバいというか…。OB の方々も期待してくださっているので、やっぱりリレーは 「エンジ」の重みを特に感じます。一回だけ全カレで走っ たんですけど、その時失敗してしまって。今年走る時は、 絶対にミスしないようにしたいですね。

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(TEXT=岡崎聡、PHOTO=神崎風子、早稲田大学競走部提供)

 

 


 
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