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学生スタッフ1年生特集 〜教えてルーキースタッフさん〜 

スケート部ホッケー部門 布井沙季トレーナーインタビュー

前のページより)




 

話すことをメモをしてくるという几帳面な一面も。

――それでは、トレーナーとしてやりがいを感じる瞬間は?
 今回、秋リーグとインカレで優勝させていただいて、その優勝した瞬間っていうのは、自分のことのようにうれしかったですね。トレーナーをやっててよかったって思った瞬間でした。 仕事の中では、小さなことですが自分が少しでもケアに関わった選手が、調子が良かったり、感謝の言葉などを聞くことが出来た時には、やっぱりやりがいを感じますね。

――その優勝にも関連すると思うのですが、決勝戦前などでの、チームを支える側の心境というのは、どのようなものなんですか?
 「優勝したい!」という気持ちが選手と同じくらいに強かったですね。出来ることがあったらなんでもやりたい、力になれることがあったらなんでもしたいと思ったし、最高のコンディションで臨んでもらいたいから、ケガとか風邪とかの心配したりだとか、本当に自分が選手よりも緊張して、心配していましたね(笑)。

――学業との両立という点はいかがですか?
 今、スポーツ科学部で勉強しているんですけど、トレーナーという仕事とリンクしていると思うんですね。部活で勉強したことが授業の先をいっていることもあるし、部活で分からなかったことが授業で解決したりして、リンクしている部分はとても多いと思います。 ほかの面の勉強はですね、うーん・・(笑)部活が朝ってこともあるし、授業を優先で出ていいよってことなので、授業にはちゃんと出席して両立できているかなって感じです。

スポーツというもの全体に興味があるという。

――学生スタッフとして常に心がけていることは?
 うーん。やっぱり、『部員である』って(意識を持つ)ことですかね。スタッフなので一緒にプレーすることは出来ないんですが、やっぱり部員の一人として見られていると思うし、今回優勝したということで注目も浴びていると思うし、部員としてさらにしっかりとした行動が求められるので、部員であるということは常に意識しています。

――布井トレーナーから見た、おすすめの選手を教えてください。
 4年生が引退なさったんですけど、その中で2名、キャプテンだった久慈(修平、社学4)選手と金子(亮介、社学4)選手が実業団の王子製紙のほうでプレーされるので、注目していただきたいと思いますね。
あとは、みんな素晴らしい選手達なのでそんな優劣はつけられないんですけど・・・。新しくキャプテンとアシスタントキャプテンが決まったので、そのマークをつけた選手達がこれからチームをどう引っ張って行ってくれるのか自分も気になるところでもあるので、おすすめの選手って言えるんじゃないかと思います。実力は間違いないので、見に行ったら必ず楽しませてくれる選手達だと思います。

――最後に、2年生になるにあたって、ご自身のスタッフとしての展望を聞かせてください。
 優勝したということで、周りの方々からの期待などもかかってきてこれからが大変なんだと思うんですね。 私たちスタッフも結構プレッシャーというものも感じていまして、これから優勝し続けてゆくということはもちろん1回優勝するということよりも難しいことなので、選手たちもこれから今まで以上にきついこともあるだろうし、大変なこともあると思うのでその中で私はやっていけるのかなぁって不安もあるんですけどね・・・(笑)。
 でも、1年目はトレーナーのこともアイスホッケーのこともわからないというゼロの状態からあっという間に過ぎてしまった1年だったので、2年目はこの1年の様々な貯金を生かして、選手一人一人にもっと目を向けて、今年以上の結果を残したいと思っているので、試合で戦うのは選手達ですけど、そのほかの部分で選手の力になれるところはあると思うので、自分をどんどん成長させてチームの力になれたらと思います。


 話すことをメモ帳にきちんと書いてきてくれた、布井さん。この几帳面さが選手たちをきちんと支えている原動力となっていることは間違いない。彼女が強く強調していた「勝つ」ということ。それはすべての人が目指すものであり、ゆえに非常に難しいものでもある。彼女の言葉からは「勝つ」ということに対する決意を感じ取ることができた。学生トレーナーとしての布井さん、スケート部ホッケー部門の今後の活躍を期待したい。

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(TEXT=鈴木雄介、PHOTO=岡崎聡)
 


 
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