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 特集「Memories」第2弾は卓球部の矢野敬之選手(社学3)です!思い入れのある品とともに卓球への思い入れや秋季関東学生卓球リーグ戦、これからの残りの卓球人生についてお聞きしました。インタビューを通じて感じたのは矢野選手の卓球に懸ける熱い思いです―。





 
矢野敬之選手プロフィール
社会科学部学部3年
大阪桐蔭高等学校出身

――まず、矢野選手が卓球を始めたきっかけは?
 父親が中学時代だけ卓球をやっていて、兄貴に卓球をやってみないかと勧めてやり始めてそれを見て僕もやろうと思って始めました。

――いつから始めたのですか?
 小1の時からです。地元のクラブに入っていました。

――他にやっていたスポーツはありますか?
 卓球を始める前はサッカーとか空手とか水泳とかをやっていたんですけど唯一続いたのが卓球でそれからずっとやっています。

――いろいろなスポーツをやっていたなかでも卓球が続いたのは何かしらの魅力があったのですか?
 その頃は全くなかったんですけど、卓球を始めて1カ月くらいで全国大会の予選に出たら勝って、全国大会に出たんです。その流れから続けるようになりました。

――今は卓球に魅力を感じていますか?
  もちろん感じています。

―― どういったところに?
 スポーツ全般なのかもしれないですが、努力して必死になってみんなで練習をして、勝った時の喜びです。あとは、努力をしていく中での過程というのが自分を成長させてくれると思っています。

――試合や練習などを通して苦しいなと思ったことはありますか?
 努力しても結果が出てこないという不安です。

――矢野選手にとって卓球とは?
 卓球は人生ですね。物心ついた時から始めていて卓球とともに歩んできて自分の人生を表しているものです。

――矢野選手のプレーの持ち味は?
 自分はフォアハンドが得意なのでそれを生かせられるようなプレーを心掛けています。

――試合や練習で技術的なことや精神的なことも含めて心がけていることはありますか?
 技術的なことに関してはよく考えてプレーすることです。試合になると緊張して頭が真っ白になることがあるのでとにかく常に冷静になってしっかり自分がどういうプレーをするかを考えてやっています。練習の中では実戦に近い練習、練習のための練習にならないように試合に近い練習をすることを心掛けています。




 

エンジ色の愛用品。早稲田の一員として戦うという矢野選手の決意が見えます。

――一ここで本特集が「Memories」ということで矢野選手の思い出の品をみせて頂けますか?
これです。1年の時からずっと身につけているもので入学した時からずっと付けているものなのですが早稲田の一員ということを忘れないようにつけています。

――そのように早稲田の一員として戦った秋季関東学生卓球リーグ戦についても振り返って頂きたいと思うのですが2位という結果に対しての率直な感想は?
 優勝を目指していたので明治に負けてすごく悔しい結果になりました。個人としては秋季のリーグ戦に向かうまでに怪我をしてきちんとした調整が出来なかったという部分で勝ちはしたのですけど課題が残りました。


 

――矢野選手自身の試合内容には満足していますか?
 内容は良かったんですけど試合に向かうまでの過程でもう少しやれることがあったなと思いました。

――具体的には怪我をしてしまって準備が出来なかったということですか?
 そうですね。

――負けてしまった明治の印象は?
 実力が相手のほうが上だったというのもありますし、明治の人たちに話を聞くとミーティングを頻繁にしてチームで一致団結して戦おうとしていたというのを聞いて相手のほうが勝っていました。

――どの辺に力の差を感じましたか
 話し出すときりがないくらい本当にたくさんあると感じています。

――それではこれからに向けてお聞きしたいのですが矢野選手が新主将に就任されました。その経緯は?
自分たちの学年で話し合って決めるんですけどまず僕がやりたいと立候補して他にも立候補した人はいたんですけどみんなで話し合った結果、矢野がいいだろうということになりました。

――どのような思いから立候補したのですか?
高校の時もキャプテンをしていたんですが、最後のインターハイで自分が不甲斐ない試合をして、そのせいでチームが負けてしまいました。その時、すごく辛くて。なので、大学では絶対にやらないと思っていたんですけど、やっぱり自分がこの早稲田を引っ張って行きたいという思いから立候補しました。

――主将になって矢野選手自身の意識は変わりましたか?
かなり変わりましたね。今までよりもだいぶチームのことを意識して練習やチーム作りに取り組むようになりました。

――4年生が抜けた影響というものは感じていますか?
すごく感じています。4年生の方々が実力にしても気持ちの面でも引っ張ってくれていたので抜けてしまったのはしょうがないことなんですけど影響は感じています。

――大黒柱である4年生が抜けてしまいましたが、このチームの目標は?
チームの目標は春と秋の関東学生リーグ優勝とインカレで優勝することです。

――今のチームの状態は?  
今のチームはすごくまとまっているように感じます。新チームになってミーティングなどを行ったりしてみんなの意識を共有する機会をなるべく作るようにしています。

――具体的にはどのような話をしたのですか?  
自分たちがどのような気持ちで卓球に取り組まなければならないかであったり、今の現状の戦力をふまえてどのように技術力を改善させていかなければならないかを話し合いました。

――今の矢野選手自身の状態は?  
今はすごくいい状態だと思います。調子というよりも試合で負けてすごく今強くなろうという気持ちが出てきています。

――ではこのチームで矢野選手が思うキーとなる選手はいますか?  
キーになる選手は全員です。一人一人が自分の役割を果たすことでチームがよくなっていくと思うので誰がキー選手というのは特にないと思います。

――最後にどのような気持ちでこれからの大会に臨んでいきたいと考えていますか?  
卓球をこれから一生懸命やれるのがあと来年の秋リーグまでなので残りの卓球人生を一日一日全力で取り組んでいきたいなと思います。あとはリーグ戦優勝、インカレ優勝という目標があるのでそれを達成できるように試合を経てどんどん強くなっていけたらなと思っています。

 

 

(TEXT=岩澤弘之、PHOTO=平尾実夏)

 

 


 
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