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2013/11/17[競走部]

早稲田3名入賞!力走見せる
第26回上尾シティハーフマラソンレポート



 

高田は持ち前の練習強さが結果にも表れてくるようになった。

 11月17日第26回上尾シティハーフマラソンが行われた。
早稲田は高田康暉(スポ2)が3位、田口大貴(スポ3)が7位、それに続き8位に田中鴻佑(法4)と3名が入賞を果たした。「前半から先頭集団で勝負」という渡辺監督の指示のもと、選手たちは積極的にレースを進めた。スローペースで進んだ前半だったが、後半になるにつれ力の差が現れるレースとなった。そんな中、早稲田は多くの選手が自己ベストを更新。箱根に向けて追い風となる大会となった。


 早稲田トップは自己ベストを40秒以上更新した高田康暉。優勝争いにも絡む活躍を見せた。市田(大東文化大)、西池(法政大)らと先頭集団でレースを進め、最後はトラックでのラスト勝負となったが「不意をつかれた」という高田は惜しくも競り負け、市田、西池に続く3位でゴール。しかし「捨て身でどんどんいけた」という言葉通り、最後まで積極的に先頭集団でレースを進めた高田。今後に繋がる良い経験となったようだ。

 出雲、全日本と故障で欠場した田口大貴。今回が故障明け初レースとなったが、見事自己ベスト更新を果たした。故障明け1か月ということで「不安もあった」という田口だがその不安は今日の走りで少なからず払拭された。本人も「今日は満足です」と振り返るように故障明け間もない中でも62分台で走れたことは大きな自信となったようだ。
  田口と最後まで競り合い、8位でゴールしたのは田中鴻佑。「全日本の疲れがあってコンディションは良くなかった」という田中だがタイムとしては自己ベストを1分余り縮める62分台。「自分で先頭の方でレースを組み立てながら展開できた」とレース自体には収穫もあったが、途中転倒もあり「ラスト5kmは対応できなかった」と悔しさも滲ませた。  


 

初ハーフで好記録を出した井戸

 今回初のハーフに挑んだ1年生の中でも力を見せつけたのは井戸浩貴(商1)。「特に記録は意識していなかった」という井戸だが初のハーフで堂々の62分台。「夏合宿からしっかり練習が積めてきた」成果を発揮し、今後に繋がるレースとなった。先日の全日本駅伝で大学駅伝デビューを果たした井戸、箱根でもさらなる活躍が期待される。
  井戸に続く部内5位はルーキー武田凛太郎。こちらも初ハーフとなった。出来としては「70点くらい」と言う武田。「15km過ぎから先頭集団についていけなくなった」がそれでも目標であった63分半というタイムは達成、距離が長くなる箱根に向けての意気込みも十分だ。またもう一人のルーキーである平和真。「初のハーフで不安だった」という平だが、「序盤から先頭集団で」というプラン通り積極的にレースを進めた。「ラスト5kmからずるずる下がってしまった」と言うように後半に関する課題も見えたが、少なからず収穫もあったようだ。  


 風もなく、快晴のもと行われた今大会。主力選手を始め多くの選手が自己ベスト更新を果たし、箱根に向けて希望の見える結果となった。出雲、全日本と4位で終わった早稲田。「このままで終わりたくない」という思いは選手が皆持っていることだろう。
残すは箱根のみ。待ちうけるその舞台で最良の結果を残すべく、これから約1か月半、選手たちのさらなる成長が期待される。

※選手によるコメントは下記URLよりご覧いただけます。
☆選手コメント 高田・田口・田中・井戸・平

関連URL
早稲田大学競走部公式サイト

(TEXT=関谷公子 PHOTO=矢野真由実)
 


 
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