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武田凜太郎選手プロフィール
  スポーツ科学部2年
東京・早稲田実業高校出身
 自己記録 5000m:13分58秒83
       10000m:29分04秒20
ハーフマラソン:63分28秒

――2回目の箱根ということですが、どのような気持ちで臨んでいますか
苦しんだ1年でしたが、集大成というかこの大会しか今年やってきたことを発揮する場面がないので、なんとしてでも走りたいという思いがありますし、自分がチームに迷惑をかけてきたのでいい形でチームに貢献したいなという思いでいます。

――1年生ながら年間を通して試合に出続けられていた中で、2年生の故障期間はどのように思われていましたか
やっぱり2年目に結果を求めてやっていこうと思っていた中での故障だったので、理想と現実のギャップを感じましたし、周りの選手がどんどん強くなっていく中で自分との距離が開いていくのを感じて、陸上に対してあまりいい思いを持てなかった時期もありますし、本当にやめようと思った時期もあります。すごくネガティブだったなと思います。

――今シーズンはチームの中でも元気のない様子が多々見られて、心配でしたチームにいる意味とか考えましたし、なによりたくさん親とか監督・コーチから支援してもらっているのに何も返していけないというのが辛かったかなと思います。

――その辛さを乗り越えるためには
僕も腐りそうになっていたので、先輩だったら高田(康暉・スポ3)さんとか同期だったら平(和真・スポ2)とか、エントリーに入っていない選手にも相談をして支えられたというか上手く導いてもらえたかなと思います。

――怪我をして得られたものでもあるんですね
本当に仲間に恵まれているなと実感しています。自分の走りに対する意識も変わってきました。怪我の功名じゃないですけど、この期間は無駄じゃなかったなと思いますね。また、怪我をしててCチームからのスタートになったんですけどそれでも頑張れば箱根メンバーに選ばれるということを伝えられると思いますし、Cチームにいても這い上がってきたので勇気を与えられるんじゃないかと思っています。

――現在のコンディションはどうですか(取材を行ったのは12月24日)
今年は走り込みが足りなかったので、集中練習ではいっぱいいっぱいだったんですけど、それを乗り越えてからはだいぶ動きや距離に対する余裕が生まれてきているのでいい方向に向かってきていると思います。

――練習中は積極的に前で走られているんですか
余裕はなかったですけど、(箱根に向けて)どうしてもやらなければいけないという思いが強かったので、強い気持ちを走りで見せていこうと思っています。

――チームの中で調子のいい選手は
修平(山本・スポ4)さんだとか高田さんはいつも外さないというかエースとしての自覚が走りから感じられますし、1年生も集中練習が出来て安定感が生まれたりだとか、距離に対して自信が生まれてきていると思います。特別調子がいいという選手はあんまりいないかもしれないんですけど、みんないい方向に向かってきています。

――箱根で走りたい区間は
3区、7区の思いが強いんですけど、状況が状況で使われにくいところだと思うので、復路でチームに流れを作ったり、早稲田は復路でも強いというところを見せられればと思っています。自分としてはアップダウンが細かく続くコースが得意だと思っています。

――今年はオンオフの切り替えや学年を超えて仲が良いと各選手からお聞きしますが、それもチームワークの秘訣なんですか
個人的にも普段生活で陸上のことばかりを考えたくないというのもありますし、周りの選手にも多くて遊ぶときは遊ぶ、練習するときはしっかり練習するという空気があるのでそういうのもチームワークにつながっているのかなと思います。

――最後に箱根への意気込みをお願いします
今年1年チームに迷惑をかけてきたので、なんとしてもチームに貢献するためにいい走りをして、みんなで笑顔で終われるようにしたいなと思います。

 

 

 

(TEXT=西村侑美、PHOTO=福島瑠都)

 


 
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