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全日本大学駅伝直前インタビュー、第2弾は光延誠選手(スポ1)です!大学に入学して半年、関カレ、全カレと臙脂だけでなく、アジアジュニアで自身初の日の丸をも背負う大活躍を見せる光延選手。後半シーズンの駅伝においても力を十分に発揮してくれることに間違いありません!今回は前半シーズンの振り返りとともに、駅伝への思い、さらには先輩同期への思いなどたくさんのお話を伺いました。(※取材を行ったのは10月29日)  





 
光延誠選手プロフィール
スポーツ科学部1年
鳥栖工業高校・福岡県出身
自己記録  5000m:13分54秒46
      10000m:29分14秒20
――今日はどんなメニューをこなしましたか
 今日は全日本の前ということもあって4000mのスピード練習を最後の追い込みで終えました。

――調子の方はどうですか
 調子は出雲の後、なかなか自分の走りが出来なかったんですけど、ここ2、3日走りが戻りつつあって調子も上がってきていると思います。

――試合前のメニューはいつも通りの調整メニューなのですか
監督やコーチが考えてくれるんですけど、距離に合わせて変わってきます。

――練習は慣れてきましたか
練習はだんだん慣れてきました。

――大学生活は
最初は戸惑った部分もあったんですけど、9月あたりから慣れ始めて、練習とかもしっかりできてきました。

――とんとん拍子に良くなってきているんですね
そうですね(笑)

――今期半年を振り返って数々のレースをこなしてきましたが、印象深いレースはありましたか
  第一にアジアジュニアが前半シーズンで印象に残るレースになりました。

――アジアジュニアはずっと前から目標にしていたレースだったのですか
 スポ推(スポーツ推薦による入学)で今年は3人競走部に入ってきたんですけど、2人は高校時代からアジアクロカンで日の丸を背負って走ってきていて、自分だけ日の丸を背負うことが出来ていませんでした。大学に入ってすぐにアジアジュニアと世界ジュニアがあることを知っていたので、ずっと日の丸を背負うことを目標に練習していました。その練習によってアジアジュニアに選ばれたんですけど、自分の満足のいくレースが出来なくて。やっぱり海外の、カタール人の選手などの最後のスプリントとかも全然違ったりなど課題がたくさん見つかるレースだったので一番印象に残っています。

――世界を経験した選手はみなさん「海外の選手のスプリント力は違う」とおっしゃいますが、実際に走ってみて感じられたということですか
 焦った部分もあり自分が引っ張る形となってしまって、ラストのスプリント勝負になって(カタール人選手が)スピードあるのを知ってたのに、自分が反応できなかったのは、課題かなあと思っています。

――「引っ張ったレース」ということですが、積極的なレースが持ち味なんですか
 高校時代は全く積極性がなかったんですけど、大学に入ってもっと力を伸ばすためには積極性が大事かなあと思ったので、大学に入ってからのレースでは心がけるようにしています。

――その成果として積極性がアジアジュニアに現れたんですね
 そうですね。

――日の丸を実際に背負ってみてどうでしたか
 やはり陸上界でも注目される大会でいつものレースよりかはプレッシャーを感じたんですけど、貴重な体験が出来たことはいいことだったかなあと。

――初海外のレースということで何か違った点は
 自分が行った台湾は、湿度が全然日本と違って、食事も生ものがあまり取れない状況だったので、そういう意味では気を遣いました。



――アジアジュニアで表彰台に上がられてから、7月のホクレンや9月のインカレで自己ベストを出されていますね
 入学してから14分2、3秒のレースをいくつかしてきたんですけど、最初の方は13分台の壁にぶち当たってしまって、心が折れかけていました。けれどこの早稲田大学競走部で世界を目指す選手と一緒に練習していく中で自分の課題を見つけることが出来て、それがインカレの5000mの自己ベストにつながったのだと思います。

――日頃のレースで気を付けていることはありますか
 自分の体調を自分で分かるように心がけています。

――体調を整えるとなると、寮生活は大変ではないですか
 大変なんですけど、先輩方も同じようにやってきていて、その中で自分で合わせていくのが競技者だと思っています。

――大学に入って新たな陸上競技生活になるわけですが、楽しさと辛さは何対何くらいですか
 楽しいが7で、辛いが3ですかね。楽しいの理由は、先輩方としっかり助け合いながら練習が出来るところが早稲田大学のいいところだと感じてるからです。辛い部分は、早稲田大学の伝統があって、そのプレッシャーを練習から感じて、気を落とせないなと思うからです。

――では上級生や同期とのコミュニケーションも盛んなんですね
 他大に進んだ人の話を聞くとこういう環境でほとんど練習していないと言っていて、上下関係も厳しいみたいなんですけど、早稲田大学では先輩たちからjogに誘ってくれたりもするのでそういう面で雰囲気もいいのでとてもいいところだなと思っています。

――逆に辛いという面でタイムトライアル一つとっても練習でも競り合う場面が多くなっていると思うのですが、高校時代と比べてどうですか
 レベルがものすごく高くて、練習はまとまってやることが多かったんですけど、ここに来てラスト1本とかでフリーになった時に先輩に勝てないという場面が多々あったので、辛いというよりも悔しいと思う感じですね。

――合宿でもAチームでレベルの高い中で練習を行われてましたね
 今年はAチームの人数も少なかったみたいなんですけど、Aチームの中でもしっかり1年生らしく、粘り強く走ることを目標にやってきました。先輩方も練習面以外でも自分を気にかけてくれた部分もあってしっかり先輩方への恩返しというか、自分の走りをこれからしていきたいなと合宿の時から思ってました。

――夏の菅平や岩手合宿が充実していたんですね
 はい、そうですね。

――話を聞かせてもらっていると苦楽が様々あると思うんですが、息抜きも何かしているんですか
そうですね、日曜日の練習後から月曜日までフリーがあるんですけど、そこで自分はしっかり時間が出来るので、買い物行ったりだとか息抜きをするようにしています。

――行きつけのお店とかもあるんですか
 行きつけはまだ分かんないんですけど、先輩にご飯に連れて行ってもらったり、同期と遊びに行ったりしてます。

 

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(TEXT=西村侑美、PHOTO=福島瑠都)

 

 


 
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