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特集「感謝」

早明戦直前!OB対談

前のページより)  

   

ここからは間島さんにお話を伺っていきます。


 


――ラグビー部で過ごした4年間があったからこそ、今こうやって活動してるのかなと思うのですがいかがですか?
確かにそうだと思う。恩返ししたくなるような4年間だったからラグビーに対しても、早稲田ラグビーに対しても。なんでかっていうと、うーん。

 

――昨年とかのプロジェクトとかがきっかけなのか、やっぱり4年間で感じた想いの蓄積があったからこそなのかっていうと
それだったら、4年間やってきたことの蓄積だよね。蓄積の一環で早明戦があってって感じだから全部繋がってるよね。どっちかとかじゃなくて去年とかのプロジェクトもそうだし、4年間の経験もそうだしね。全部繋がって、今のこういう結論に辿りついたのかなって思う。



 

 

――ラグビー部での4年間、そして今のこの活動に対する想いは
まだ23歳でこんなこと言うのもあれだけど、ラグビー部の4年間で人生の感情の全てを学べた気がするんだよね。嬉しいこともあったし、もちろんめちゃくちゃ辛いこともあったけど、そういった全ての経験を通して、4年間で人としてすごく成長したっていう実感がある。そういうことを実感できたし、そういったことが本当のラグビーの良さかなと思ってるし、それでラグビーの良さを伝えたいなって思った。こんだけいいスポーツなのに、なんであんまり知られてないのかなって。やっぱりできるだけ早い段階で子供たちにラグビーを伝えてあげたり、自分自身もそうだし、ひっしーもそうだけど、5才とか4才とかからラグビーをずっと続けてきて、ちっちゃい頃からラグビーやっててよかったなって今振り返っても本当に思うし、子供たちにプレーヤーとしてラグビーをやってほしいっていう想いはそんな強くなくて、別になにやってもらっても構わないんだけど選択肢の一つとしてラグビーっていうものを与えたいなっていう想いの方が強くある。例えば、俺がラグビー始めたのって、知り合いの人でラグビーをやってる人がいたっていうのがあるし、それにすごい近所でラグビースクールの練習をやってたっていう感じなんだ。今ラグビーしてる人って、友達がラグビーやってたとか、近所にラグビースクールがあったとか、高校の時に無理やり入れられたとか多分この三つくらいしかないんだ。ラグビーの入り口っていうのが。あとは親がやってたとかもあるかな。それがすごい狭いなと思ってて、例えばサッカーとか野球って考えた時に、体育の時間にやって楽しかったからやってみるとか、放課後に友達として楽しかったからやってみるとかそういう入り口が広いんだよね。サッカーとか野球っていうスポーツって。だからその入り口を広げたいなっていう想いが一番強かった。ラグビーの裾野を広げる活動をしたいみたいな。


――今、こうして活動をしてきて裾野が広がったなと実感する瞬間はありますか?
あるある、すごいある!二回目に行った児童館とかで、一回目はラグビーボールのことみんな知らなくて何このボール?って感じだった子たちがラグビーボールって言ってたり、「ラグビーボールどこ?」って言ってる子供たちが増えて、それを見て、俺はそれがすごく嬉しかったんだよね。なにあれ、変なボールっていう感じだったのに、二回目行ったら「ラグビーボールどこ?」、「ラグビーボールで遊びたい」ってみんな言ってくれて、ラグビーボールを持つっていうことが普通になってきて、それが本当に嬉しかった。

 

――この活動の最終目的地は?
さっきもちょっと言ったけど、近所の公園で放課後子供たちがラグビーボール持って遊んでるっていうのが最終目的地かな。こないだ公園を散歩してた時に、野球をやってる子たちがすごい多くて、やっぱラグビーボールじゃねーよなって思ったんだけど、それが何年後かにラグビーボールで遊んでることが普通になったらすごい素敵だなって思うんだよね。もちろん2019年のW杯とかそういう目標はいっぱいあるけど、2020年の五輪に向けてとかも大事だけど。最終的な目標として子供たちとってラグビーが身近なものになることかな。


 

 

 

子供たちにとってラグビーが身近なものになるように活動を続けるお二人。この活動で出会った子供たちには、「ノーサイド」という言葉の話を必ずしているそうです。楕円球だけでなくラグビーの精神についても一人でも多くの子供たちに知ってほしい、そのためにお二人は今日も頑張っています。



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関連URL
早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト
タックル・プロジェクト


(TEXT、PHOTO=猪野史夏)
 


 
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