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最後の駅伝シーズンへの思いを笑顔で語ってくれました。
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――4年生の代はどのような学年ですか
本当に個性が強いというか、それぞれ性格は違うんですけど、駅伝とかになればがっちりかみ合う学年だと思います。
――この代でよかったと思うことはありますか
やっぱり同級生というのはとっても大事だと思っていて。高田(康暉=スポ4)や柳(利幸=教4)、三浦(雅裕=スポ4)という、中学高校とずっとトップでやってきた強い選手、今まで出会ったことのないような意識の高い選手が近くにいることはとっても刺激になりました。
――4年間で印象に残っているレースなどはありますか
正直、楽しかったレースというのは先月の全カレくらいで、悔しい試合の印象の方が多いです。けれどあと走っても3回なので、そこは良かったなと思える試合にしていきたいです。
――卒業後の競技は続けられるということですが、来年以降の目標は
まずは2020年の東京オリンピックというのが今陸上をやっている選手にとっては大きな目指すべきところだと思いますし、僕もまずはそこをひとつビックイベントとして目指していくことです。
――全日本の予選会はトップ通過が期待されましたが、4位という結果でした
走る選手も応援の選手も、正直トップ通過で当り前だろうという考えで臨んでしまっていたところがありました。その結果4位だったということをちゃんと受け止めて、このままじゃヤバイという危機感を持って夏合宿には臨めたと思います。
――夏合宿はいかがでしたか
去年と比べると満足はできないんですけれど、必要最低限の練習はできたと思います。その途中経過を全カレで見ることができたので、少しずつ成果として表れてきていると思います。
――何か課題などは持って臨まれましたか
去年の夏合宿はほんとに120点あげたいくらい完璧だったんですけど、その後の駅伝シーズンにうまく繋げられなかったというところが反省点で。どうやったら試合に繋げられるのかということを考えて、練習を頑張るのはもちろんのこと、その練習がレースでどう活かせるかなどを考えるようにしていました。
――チームとしてはいかがでしたか
今年はほんとに怪我人が少なくて、その要因はトレーナーさんに教えていただいた動きづくりの成果が大きいと思いますし、それを意識した走りを選手がやっているので、そこは良かったと思います。
――これからいよいよ3大駅伝が始まります。出雲駅伝に向けて、現在の調子は
まだ一週間あるので完璧には仕上げていないんですけど、今日の練習を見て他のブロックの選手が「信一郎かなり動き良いね」と言ってくれたりして。もっともっと上げていくつもりなので、ピークを合わせられればかなり良い走りが出来るんじゃないかなという気はしています。
――出雲は2年前に5区を経験されていますが、出雲の印象は
3つの駅伝の中でかなり距離が短いことと、風が強いことが印象にあります。あと初戦ということでどの大学も勝ちにこだわってくると思いますし、駅伝シーズンいよいよ開幕だなって思いますね。
――中村選手の走りの持ち味は
ラストまでいれば、スパートは炸裂するところですかね。
――チームとしての目標と、個人としての目標をそれぞれ教えてください
3大駅伝優勝ということをずっと目標にやってきた中で、今回高田主将がはずれてしまったということは、チームとしてもそうですけど、入部してからずっと一緒にやってきた同期としてとても悔しいことです。そんな彼に繋げてあげたいというか、出雲で優勝して、全日本でまた一緒に3冠を目指したいと強く感じます。個人としては、まだどこを走るかわかりませんけど、チームを勢いづかせる、優勝に導く走りをしたいと思います。
――最後に、読者の方へひとことお願いします
今年は101年目の早稲田大学として、相楽新監督者もと、新しい早稲田をつくる大事な年です。4年生は最後の駅伝シーズンになりますが、僕らが掲げた目標にチームを導けるよう引っ張っていくので、応援よろしくお願いします。
――ありがとうございました!
4年間で大きな成長を遂げてきた中村選手。大学での競技生活を振り返る言葉からは、常に自分を見つめなおし、真摯に陸上に向き合ってきたことが窺えました。大学駅伝三冠を目標に掲げた今年、心身共に充実した中村選手の走りに注目です!
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