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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2012/11/19 更新  特別編

はじめてのラグビー観戦ー関東ジュニア選手権ー


 私は今までテレビですらラグビーの試合を観たことがなかった。正直なところ、興味を持ったこともなかった。アメフトとの区別もつかず、「ラグビーの得点はトライ?タッチダウン?」このレベル。ルールもよく知らないまま、勝手に難しそうだなぁと思っていた。
しかし早稲田といえば、野球、陸上、そしてラグビー。よくわからないからと言って観ないなんて勿体ないことはできない。何より12月2日には第100回の早明戦が行われる。ワセダのラグビーが最高に盛り上がる日を前に、今回は関東大学ジュニア選手権を観戦してきた。

曇り空の上井草グラウンドではじまった早大B対筑波大Bの試合。1位・2位プレーオフ進出をかけた大事な試合である。
はじめてのラグビー観戦、まず圧倒されたのはその迫力だ。タックルの激しさ、左右に展開するパスのスピード感。ボールをゴールラインまで運ぶための、あるいは阻止するための全力のぶつかり合い。何もかもが想像以上であった。
ワセダの1位・2位プレーオフ進出の条件は、4トライをとったうえで勝利すること。
ワセダは先制し、前半は12−14と2点リードされて終えたものの、後半にまたトライを取り5点を追加する。しかしあと1トライがなかなか取れないまま、残り時間はわずかになった。これが最後のチャンス。観客席からとぶのは「深津―!」という声援。そして決めたのが深津健吾選手(スポ2)だ。見事期待に応え、ワセダは1位・2位プレーオフ進出を決めた。観客席で応援されていた方々にも「こんな良いゲームはそうそうないよ!」と言われるほどの好ゲームに、私は初観戦ながらラグビーってこんなに面白いのか!と感動してしまった。

 


金澤男選手(社学3)

 今回私たちは、ラグビー蹴球部の選手に解説をしていただきながら観戦していた。解説をしてくださったのは3年生の金澤男選手と廣野晃紀選手。お二人は基本のルールや用語のほかにも、プレーが止まった時には何の反則があったか、そしてどちらのボールになったか、あの選手の特徴はどこか、今のプレーの狙いは何かなど、とても丁寧に説明してくださった。私などはほとんど知識のない状態で行ってしまったのであるが、どんな質問にも詳しく答えていただき、1試合観ただけでなんとなくわかった気になってしまうほどだ。試合自体ももちろんエキサイトしていて面白かったのだが、やはり解説がなければここまで楽しめなかったであろう。お二人の解説のおかげでラグビーのより面白い部分に触れることができた。

 

廣野晃紀選手(社学3)

解説をしていただいたお二人だけでなくラグビー蹴球部の皆さんはとても優しい方々であった。突然の取材にも快く答えてくださるだけでなく、試合後半に雨が降り出したときには傘をかしてくださった。

1日にしてこのチームのファンになってしまったのは言うまでもない。この場を借りて、ラグビー蹴球部のみなさんにお礼を言いたい。大変お世話になり、ありがとうございました。

 

 

 

お借りしたラグビー部名前入り傘と
ウィルウィン記者

 

 この後、11月23日には早慶戦、12月2日には早明戦と、ラグビー蹴球部にとって大事な試合が続く。今までにラグビーを観たことがないという人も、この機会に一度観に行ってみてはいかがだろうか。興味がなくても、ルールがわからなくても構わない。思わず惹きこまれてしまうようなプレーを、『赤黒』を着た男たちがみせてくれるはずだ。

 

 


(TEXT=福島瑠都、PHOTO=磯綾乃、猪野史夏)
 


 
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