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TEXT=宮崎厚志(早稲田スポーツ新聞会)

誰一人としてミスは許されない

 往路を終えて11位。往路優勝の中大とは差は10分45秒で、復路のスタートは屈辱の同時スタート。惨敗と言える結果だった。駅伝の流れからはずれてしまった2区・森村の走りがその後の区間にも影響し、悪い流れを断ち切れないまま山上りにつなげてしまった。また強い向かい風にペースを乱され立て直すことが出来なかった。

 明日の復路、10位の拓殖大との差はわずか7秒。9位の日体大とは20秒。早い段階でこの2校をとらえられれば最低ラインのシード権確保はできる。2分30秒差で前を行く8位・日大と、復路の選手層の薄さが目立つ5位の平成国際大までは射程距離にいる。ただし誰一人としてミスは許されない厳しい状況に変わりはない。まずは鬼門の6区を相楽豊(人2)が無難に走りきることが追撃への第一条件となる。7区・佐藤敦之主将(人4)の調子は未知数で、ここが復路最大のポイントだ。佐藤主将が区間上位で走れれば追撃ムードは高まる。ただし走れない可能性もある。8区を含めメンバー変更が行われる場合、駅伝初出場の中尾栄二(人2)や橋本智之(社4)といった選手たちに、復路の命運が託されることになるだろう。いい形で9区・後藤につなげられればシード権確保はもとより上位進出も狙える。早大では28年ぶりの『走る主務』大角重人(理工4)がどの区間に登場するかも注目だ。



 

TEXT=みやざきあつし
教育学部3年、早稲田スポーツ新聞会競走部担当チーフ。東京六大学スポーツ新聞連盟委員長。今年度、関東学生スポーツ新聞連盟を設立し、初代委員長に就任した。専門種目はバドミントン。

 


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