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「暑い日の、熱い試合。」
  TEXT=新堀高志(アメフト部副将・教育学部4年)

 

日差しの強い暑い日だった。早慶応援団によるエールの交換が進むにつれ、早慶戦独特の緊張感が高まっていった。そして、部員全員によっての雄叫びで早慶戦は始まった。

序盤は均衡の取れた互角の戦いだった。ゲームが動いたのは早稲田オフェンスのミスからだった。センターからのスナップをQBがファンブル。慶応にリカバーされ、攻守交替。早稲田ディフェンスもテンポ良い慶応オフェンスにジリジリと攻められ、先制タッチダウンを許してしまう。その後すぐにQB波木の独走タッチダウンでなんとか同点に追いつき、前半を終えた。

後半も早稲田ディフェンスは健闘を見せたが、一瞬のすきを突かれて慶応RBに独走のタッチダウンを決められ、7-13とリードされてしまった。後半オフェンスは要所要所で見せ場を作るものの、反則やインターセプトなどのミスで自滅した形となった。前半健闘したディフェンスも終盤はスタミナ不足から攻め込まれ、ついにフィールドゴールを決められて7-16。そのままゲームセットとなった。

早稲田は新チームでの初めての試合で、ゲーム慣れしていなかった。交代のミスや反則、インターセプトなど、とてもミスの多い試合だった。それだけに反省点も多い。この試合で出た反省を一つひとつ潰すことで、早稲田はチームとして成長していくだろう。

今年は秋のリーグ戦で再戦がある。5月20日の負けは消すことはできない。しかし、クヨクヨしていても仕方がない。リベンジを果たすため死ぬ気で練習するのみだ。

今日も東伏見のアメフトグラウンドには気合いのこもった声が鳴り響いている。

 











 
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