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TEXT=福岡吉央


6月3日(日) 第2試合 W2-1K


 一方的な展開となった第一戦とは打って変わり、第二戦は早稲田江尻、慶應長田の両投手の投げ合いとなった。両者とも何度となくランナーを背負うピッチングであったが、江尻が最速144キロのストレートで凡打の山を築いていけば、長田も落差のある変化球で要所要所を三振で締めくくる。

 9回は両チームともに走塁ミスで絶好のチャンスを潰した。9回表、早稲田は走者二人を判断ミスという中途半端な形で失ったため、流れは慶應に傾きかけていた。しかし、先発江尻のふんばりに加え、慶應の本塁を狙った走塁ミスもあって、なんとか延長に漕ぎ付けた。

 そして1対1で迎えた延長10回表、江尻に代わる代走加藤が末定の一塁ゴロの間に見事生還した。際どいタイミングではあったが加藤の好判断、好スライディングが結果的に早稲田に勝利をもたらすこととなった。

 10回裏のマウンドには、千葉マリンの外野スタンドをも彷彿させるワセダファンの声援に見送られながら、前日完封劇を演じたエース和田が向かった。そして2奪三振を含む三者凡退という内容で、9回まで慶應打線を7安打1失点に抑えて力投した江尻を救援した。

 この結果、早稲田は勝ち点を4に伸ばし、8勝4敗の2位で春季リーグ全日程を終了した。ベストナインには鳥谷内野手、伊藤貴樹外野手が共に20票の満票で、又日韓大学親善試合メンバーには、和田毅投手、鳥谷敬内野手、伊藤貴樹外野手が選出された。

 最高打率が期待された4番鳥谷は、この日は無安打に終わり、打率5割1分9厘の記録を破ることは出来なかった。しかし彼の残した結果は目を見張るものがある。打率4割6分5厘、2本塁打、10打点で戦後11人目の三冠王に2年生春という最速タイで輝き、小早川毅彦(元広島)、大森剛(元巨人)、高橋由伸(現巨人)等といった錚々たるメンバーに名を連ねた。

 秋期には早稲田野球部は創部100周年を迎える。春季リーグでは通算1000勝を達成した。この勢いで秋期リーグを優勝で飾り、創部100周年という節目に花を添えてもらいたいものである。




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