ダブルス3試合、シングルス6試合の計9試合で行われる学生テニスの団体戦は、ダブルスから行われる。各校にとって、いかにこの3試合を戦うかが勝敗を大きく左右する分岐点だ。団体戦は個人戦と違い、実力差以上に雰囲気や流れを重要視する。精神的に強い選手が団体戦に強く、個人戦で勝つ選手が必ずしも出場できるとは限らない所が、団体戦の醍醐味、面白さとも言える。

今年、優勝を狙う早稲田大学は男子は4年連続、女子は初出場だ。男子は12年ぶりの優勝に大きな期待がかかる。女子は優勝する力は十分あり、アベック日本一も夢物語ではない。主将の小林真吾選手は「今年ワセダが優勝すると、間違いなく黄金時代が到来する。逆に今年獲れなけば、来年以降も厳しいかも知れない。だから今年は僕にとってもチームにとっても大切な年なんです」と意気込む。男子のライバルは5連覇中の近畿大学と亜細亜大学。女子は園田女子大学と筑波大学だ。

試合は20日から岐阜県岐阜メモリアルセンターにて開催される。庭球部ホームページやワセダウィルウィンの一行情報局に注目だ。