5月20日、第49回アメフト早慶戦が神奈川県の横浜スタジアムで行われた。アメフト用にセッティングされたスタジアムは、人工芝とスタンドが強い日ざしに照らされて明るい雰囲気であり、スタンドに入った時から、胸が高鳴るのを感じた。
試合の方は序盤、慶応に先制されたものの、早稲田が第2Qに7-7の同点に追いつく、一進一退の展開。序盤、統率力を欠いていた早稲田のディフェンスが、第2Qに入ると俄然、慶応の攻撃を食い止めるようになり、俄かに勝利への期待が高まった。しかし、第3Q、第4Qに移ると、着実に得点を重ねていく慶応に対し、早稲田は所々にアラが目立ち、無得点。結局7-16で敗北を喫してしまった。
個人的に一番印象に残ったのは、第3Q終了目前、早稲田がフィールドゴールを失敗してしまった場面。あの失敗を境に、それまで互角だった早慶両校のムードが、一気に慶応側に流れ込んでしまったように感じだ。まさに、あれが入っていれば・・・と思わずにはいられない、そんな場面であった。
昨年に続き、結果は慶応に敗北してしまったが、要所要所に早稲田らしさを感じられる粘りが感じられ、今後に期待が持てる試合ではあった。この敗戦から再び這い上がってくるであろう早稲田の、勝負どころになる秋のリーグ戦に期待したいと思う。(鈴木
英介)
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