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箱 根 駅 伝 、 各 区 間 解 説 。
TEXT=鈴木雄大

[12/20]全面書き換えしました。
関係各位にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
(ワセダウィルウィンプロジェクト一同)



|||||| 往路 2000.1.2 |||||||||||||||||||||||

■第1区 大手町〜鶴見
大手町の読売新聞社前をスタート地点とする21.3km。この区間の成績がレース全体に大きく影響するので、各大学とも慎重な人選が求められる。17kmすぎの六郷橋が勝負どころか。ちなみに、早稲田大学の渡辺康幸は1区の区間記録(H6)もとっており、こちらは未だに破られていない。

■第2区 鶴見〜戸塚
通称「花の2区」と呼ばれるエース区間。過去、幾多の名ランナーがしのぎを削った区間で、痛快なごぼう抜きが見られることもしばしば。ポイントは権太坂とラストの横浜新道の上り。早稲田OBの櫛部がここでブレーキしたのは記憶に新しい。区間記録は順天堂大学の三代直樹(H11)。

第3区 戸塚〜平塚
後半から海沿いを走るため、その日の天候に大きく左右されるコース。選手には適応力が期待される。難所は終盤の湘南大橋。今まで防風林で妨げられていた浜風を直接受けることになり、リズムが維持できるか。区間記録は早稲田大学の小林正幹(H7)。

第4区 平塚〜小田原
コースほぼ全体に渡って海沿いを走る20.9km。引き続き浜風との戦いが続く。距離は長くないが5区の山登りを控え、レース全体を見据えるには重要な区間とされている。小田原 中継所は蒲鉾で有名な鈴廣の前。区間記録は駒沢大学の藤田敦史(H11)。

第5区 小田原〜箱根
箱根の代名詞とも言える山登りの区間、20.7km。「登りのスペシャリスト」と呼ばれる選手の活躍が見もの。しかし、ポイントはむしろ登り切った後、16kmすぎからの下り。この登り下りの切り替えがうまく行かずにブレーキすることも少なくない。区間記録は東海大の柴田真一と中央大の藤原正和(H12)。

 

|||||| 復路 2000.1.3 |||||||||||||||||||||||

第6区 箱根〜小田原
2日目、まだ肌寒い芦ノ湖からのスタートで今度は山下り。下りにも登り同様スペシャリ ストが養成されることが多く、下りに対応したスピードランナーが揃う。しかしここでもポイントは下り切った後の切り替えで、平坦になってからの勝負が見もの。区間記録は中央大の永井順明(H12)。

第7区 小田原〜平塚
後半が4区とは少し違うコースを走るため、コースが少し長くなって全長は21.2km。再び浜風との戦いとなる。山登り、山下りで作ったリズムを維持、修正するには重要な区間。そして、シード権(総合9位以上。来年の予選会が免除になる)を見据えた争いも始まってくる。区間記録は早稲田大学の武井隆次(H5)。

第8区 平塚〜戸塚
全長21.3km。3区同様前半の浜風は大敵だが、後半の「遊行寺の坂」に始まる上りが加わってさらに難しいコースになっている。ここまで来ると下位校には「繰り上げスタート」という屈辱も見隠れしはじめ、レース全体が目が離せなくなってくる。区間記録は山梨学院大学の古田哲弘(H9)。

第9区 戸塚〜鶴見
裏2区とも呼ばれる準エース区間。ただし、下りが多いため2区ほどの重要視はされない。上位の順位はここでほぼ固まってくるが、シード権争いはますます激しくなっていることが予想される。区間記録は駒沢大学西田隆維(H12)。

第10区 鶴見〜大手町
1998年のコース変更に伴って全長が23.0kmとなり、花の2区と同じ長さになった。とはいえ、近年10区での逆転劇は見られていない。むしろ注目は緊迫したシード権争いであり、1秒を争うレースが楽しめる。区間記録は駒沢大学の高橋正仁(H12)。


 


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