来年、ついに第80回の記念大会を迎える箱根駅伝。そして、その予選会が10月18日に行われる。例年予選会は立川にある国営昭和記念公園で行われるが、今年は80回目の記念大会ということもあり、本選の舞台である神奈川県箱根町にて行われることになった。選手たちは湖尻林間駐車場をスタートし、芦ノ湖スカイライン料金所を折り返し、湖畔沿いのコースを走る。そして元箱根交差点を折り返して、箱根高原ホテルのゴールまでの17.2キロのアップダウンの激しいコースだ。
前回、総合15位という成績でシード権を失った早稲田大学が本選に出場するには、予選会で出場権を獲得する以外に道はない。この大会には合計9枚の本戦出場の切符が用意されている。選出方法として各校10名〜12名が出場し、上位10位までに入った選手の合計タイムが良かった順からまず6校、そして、各大学の合計タイムから各校が関東インカレで得たポイントを差し引いて選考する「ポイント制」によって3校が選出されることになっている。
近年大学長距離界において、各大学の力の差はあまりなく「戦国時代」とも呼ばれているが、その中でも予選通過を確実視されているものとして、前回大会に最終区のシード権争いで敗れた神奈川大学と拓殖大学、そして今年の全日本大学駅伝関東予選会をトップ通過した法政大学が挙げられるであろう。
第80回箱根駅伝予選会
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主な出場校
・神奈川大学
・法政大学
・拓殖大学
・帝京大学
・平成国際大学
・早稲田大学など
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これらの大学の勢いを早稲田が抑えるためには、チームの柱となる主将五十嵐毅(人4)、そして三年生実力派トリオの篠浦辰徳(人3)、空山隆児(人3)、杉山一介(人3)らの力が十分に発揮されることが不可欠である。またそれに続く大浦周(文4)、岡部祐介(人3)、原英嗣、高岡弘(両人2)らの安定性、さらに一年の藤森憲秀、河野隼人(両スポ1)の成長が予選通過の明暗を分けるだろう。
この日を目標に夏合宿ではアップダウンの厳しいコースでも練習を積んできた早稲田。良い順位で予選会を突破してくれることを期待している。その予選会は10月18日の土曜日、朝9時30分にスタートが切られる予定だ。
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