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2002/5/28 [ア式蹴球部]

前期最終戦、飾れず 6位で折り返し

 
  流経大2点目のゴールシーン。GK植草の頑張りも及ばず(白のユニフォームが早稲田)。

 
早大
1
1-2
2
流経大
0-0
 

関東大学リーグ2部前期 第7節
5月25日(土)神奈川球技場
得点者(早大)玉田

◆早稲田の順位◆
前期7試合(全14)を終え6位、同じ勝点8に3チームが並び、最下位は同7の東海大。1位は同16の中大で、2位には同12の日大がつけている。後期は9月中旬から。

 因縁の対戦。昨年、関東復帰をかけた関東大学大会決勝で早稲田は流通経済大に2-5と完敗。99年には関東2部リーグで、この年最下位に終わった流通経済大に痛い引き分けを喫し、1部昇格戦線から後退した。当時から出場している主将・佐藤勇吾(商4)は「流経は、ただのリーグ戦の一節ではない」と意気込んでいた。

 前半、序盤は早稲田のペース。前線からのプレスがよくかかり、自由に攻めさせない。攻撃でも、パスがつながり、サイドを有効に使うことができていた。前半14分に、相手GKのミスキックを佐藤が拾い玉田英史(商1)が左足で決めて先制するが、18分に同点ゴールを決められ試合は振り出しに。

 前半だけで、オフサイド12(両チーム)という数字からもわかるように、お互いに高いラインを保ち、積極的にプレスをかけ、コンパクトに守っていた。しかし、早稲田は疲れからかプレスがかかりにくくなり、徐々に守備ラインの裏にボールが通る機会が増える。25分過ぎからは連続してピンチを陥り、35分、ついにゴールを割られ逆転を許す。

 後半、建て直しを図るが、カウンターをくらい幾度となく決定的な場面を迎える。GK植草裕樹(人2)の再三にわたるファインセーブでなんとか追加点をまぬがれた。攻めては、浅川智(法1)、玉田、堀池亮太(人3)らがサイドでチャンスメイク、CK、ミドルシュートなど惜しいシーンもあったがゴールを奪うことはできなかった。後半は、1点リードで余裕を持つ流通経済大にいいようにやられてしまった。前線につながらないパスも多く、相手にボールを渡してしまっていた。途中からフォーメーションを変え、とまどったところもある。

 またも流経に勝てなかった早稲田。前期を終え6位だが、混戦が続いているだけに1部復帰は十分に可能だ。1年生の多い若いチームでもある。夏の間に課題を修正し、チーム力を上げ、後期に臨みたい。

(TEXT=中村将之、PHOTO=鈴木英介)
 


 
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