第78回日本選手権水泳競技大会飛込競技の2日目、女子10m高飛び込みで、大槻枝美(教4・飛込主将)が2位、山下美沙子(教1)が4位に入賞した。
高飛び込みが得意な大槻は、予選では精彩を欠き、予選通過順位7位に甘んじた。しかし準決勝・決勝と進むにつれて本来のリズムを取り戻し、1位とわずか3.75点差の463.8点で2位を獲得した。技術レベルの高さに加え、底力と集中力の高さを証明したが、本人にとっては不本意な部分も多々あったようだ。
一方の山下美沙子は、初日に得意の飛び板飛込みで4年ぶりに個人1位を獲得した勢いそのままに、2日目の高飛び込みでも4位に入賞した。惜しくも表彰台は逃したが、飛び板だけでなく、高飛び込みでも今後を期待させる結果であった。
大会は明日3日目が最終日。女子10m高飛び込み(シンクロ)などが行なわれる。
なお、本年度の水泳日本選手権飛込競技は、2003年わかふじ国体のリハーサル大会としても位置付けられ、日本実業団水泳競技大会と平行して静岡県富士水泳場で行われた。新築の会場の規模は大きく、多くの係員が配置され、応対も丁寧であった。しかし、最寄の富士駅から遠く、会場の近くに店舗がない上、シャトルバスが運行する程に一般駐車場と会場との距離が遠いなど、翌年の開催に向けてインフラ整備等、様々な問題があることも感じさせた。
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