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2002/10/16 [米式蹴球部]

仕切り直しの一番は48-6で筑波を一蹴。2勝1敗で前半戦を折り返し、後半戦へ。

 
 
 
 
 
早大
48
20-0
6
筑波大
7-6
13-0
8-0
関東大学アメリカンフットボールリーグ戦グループB
10月13日(日)川崎球場

 前節、帝京大によもやの敗北を喫してしまった早稲田大学BIG BEARS。今節の対戦はvs筑波大学。昨年度は17-21と惜敗したが、現在筑波は開幕3連敗中。確実に勝って波に乗りたい早稲田は緑鮮やかな川崎球場で48-6と筑波を一蹴。関東制覇へ向けて負けられない戦いが続くが、一試合一試合を確実に勝利していくしか道はない。

 試合は最初から早稲田ペース。確実に陣を進め、QB波木のスウィープからギャンブル成功して迎えた残り35ydからの1st down、ハンドオフからTB泉がドロープレーから抜け出して左奥に一気にタッチダウンラン。4分46秒、幸先の良い攻撃で先制し、7-0とする。その後もWR吉田へのパス成功、TB長岡のロングゲインで残り6ydまで前進したあとの攻撃、今度はQB波木が自ら左奥に持ち込んでのタッチダウン。続くトライフォーポイントはノーグッド(失敗)したものの13-0と快調にリードを広げる。早稲田の攻撃は止まらない。続くキックオフで、FB神が相手ボールをリカバーするビッグプレイで攻撃権を奪取すると、敵陣35ydから始まった攻撃でQB波木のハンドオフからTB泉が中央突破し今度は32ydゲインし、敵陣まで迫ると第1Q終了間際にFB神が中央をそのまま3ydのタッチダウンラン。トライフォーポイントのキックも自ら決め20-0。筑波大にほとんど攻撃させることなく第1Qを終了する。

 続いて迎えた第2Q。行けると思った気の緩みか早稲田は大きなミスを犯す。敵陣から始まった相手の攻撃から、相手RBに左オープンの隙を一気に突かれた。53ydのタッチダウンランを許してしまう。トライフォーポイントのキックは失敗したものの、得点は20-6になる。しかし、早稲田が隙を見せたのはこの部分だけ。直後の相手キックオフのリターンで自陣27ydの地点から始まった攻撃。TB泉、FB神、TB泉と連続して1st downを獲得し敵陣5ydまで攻め寄ると、4分03秒、FB神が再び中央を突破しタッチダウン。キックも決まり27-6と流れを引き戻す。続いて迎えた相手の攻撃もLB中谷のタックル、DB依田のパスカットなどで思うように攻撃させない。そして9分08秒、自陣19yd地点からの相手ギャンブルをDL森谷の好タックルで阻止する。その後もパントで移った相手攻撃権をDB松丸のパスカット、DL早津のQBサックで攻撃の根を摘み取り第2Qは27-6でそのまま終わる。

 第3Qに入っても流れは相手に行くことはない。WR斉藤のパスキャッチ、TB長岡が右オープンに走る。WR吉田がパスキャッチから再び右オープンに展開し一気に敵陣28ydに入ると、泉・神が連続ゲインし、敵陣9yd地点で迎えた2nd downで今度はQB波木がオプションキープからそのまま好判断から中央右に走り込んで3分45秒にタッチダウンし34-6に。その後も、DB依田が7分16秒にパスインターセプトのビッグプレイ。得た攻撃権をWR若林、WR斉藤などへのパスも織り交ぜながら敵陣まで進出。最後は10分24秒にFB神がまたもや中央突破し6ydのタッチダウンラン。トライフォーポイントは失敗したものの40-6とさらにリードを広げた。

 第4Qも1〜3Qと同様の展開。第4Qはディフェンスの活躍が目立った。DL奥田のQBカウンター、LB川上の好ディフェンスで相手のゲインを阻む。そして相手のギャンブルをLB下地がスーパータックルで阻止し敵陣で攻撃権を得る。するとQB波木からWR吉田に好パス、ハンドオフからTB長岡が、TB新田が連続ゲインしたあと、最後は4分32秒にTB長岡が中央にダイブしタッチダウン。トライフォーポイントではプレーを選択しQB波木が自らタッチダウンし2点追加。48-6となる。すると筑波も反撃。ギャンブルを成功させるなど早稲田陣9ydまで迫る。しかし、ここから早稲田ディフェンスが集中力を切らさず奮起。DL豊田のタックルでノーゲイン、9分37秒にはLB下地のタックルで6ydロスさせる。そしてLB藤原のタックルで相手ギャンブルを失敗させた。その後は、変わったQB安村から、TB新田、WR小林、FB島原が1st downを獲得するなど攻撃を続けたが、そのまま試合終了。48-6で早稲田は筑波に勝利した。

 この試合は早稲田のいい面が出た。パス重視の体系からラン重視の体系にして好結果が生まれた。TB泉や長岡、FB神などのRB陣が好調を維持しているのが心強い。ディフェンス陣も奮起し筑波を1タッチダウンに押さえたことから前節崩れたディフェンスの建て直しはある程度出来たと見ていいだろう。試合展開から控えの選手を実戦で試せたのも大きい。今週末は専修、来週末は日体、11月9日には東海大学というまだ秋シーズン負けなしのチームとの対戦が続くことになる。どれがヤマというのはない。関東制覇までにはどちらにしろ一戦一戦勝ち星を重ねていくのみ。

次の対戦は10月20日、専修大だ。

 

特集
米式蹴球部特集「目指せ、関東制覇!!」

関連URL
早大米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

 

(TEXT=山田浩平、PHOTO=山下葉子)
 


 
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