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2002/10/19 [野球部]

和田が苦しみながらも立教を零封!首位をがっちりキープ。

 
完封勝利の和田毅投手。
 

 
2安打2打点の青木宣親選手。
 

 
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2002年東京六大学秋季リーグ第6節
早稲田大学×立教大学1回戦
10月19日(土)明治神宮球場

 秋季リーグ戦もいよいよ佳境。早大の今週の相手は今春2位の立教大学である。春に両者は開幕カードとして戦っており、早大が1-0、9-3と見事2連勝を飾っている。早大が勝ち点を奪取して、52年ぶりの春秋連覇に大きく近づくことができるか。現在首位をひた走る早大、そして早大を僅かな差で追う2位立大との首位攻防戦第1ラウンドのプレーボールである。

 早大・和田毅(人4)、立大・多田野のリーグ一二を争う投手の先発で始まった。立ち上がりの和田は制球に苦しみ、ランナーを背負う場面が続く。ヒヤッとするシーンが多かったが、いつもとは違う打たせて取るピッチングで後続を何とか凌いだ。先制したのは早大。3回表、和田がヒットで出塁すると1番田中(社2)がきっちり送りバントを決め、ここで打席に立つのは現在首位打者の青木宣(人3)。青木は多田野のストレートを狙い打ち。痛烈な当たりはライトの前に落ち、2塁から和田がピッチャーらしからぬ激走を見せ一気にホームイン。この自ら生還した得点が、和田の投球を楽にさせた。続く3回裏を初めて三者凡退に切って取ると、和田は尻上がりに本来の投球に近づいていく。

 その後は和田と多田野の見応えある投手戦が繰り広げられる。和田が外角の変化球をうまく使い打たせて取れば、多田野は速球をキレのいい変化球で三振を取る。和田はヒットや四球などでランナーをためてしまう回もあったが、バント失敗など立大の度重なる拙攻にも助けられた。9回にも相手のエラーがらみで追加点を奪った早大は結局2-0で勝利。大事な首位攻防戦第1ラウンドを制した。和田は結果的に7安打を打たれ5奪三振と苦しんだが、いつもとは違う省エネ投球が功を奏し、明大戦に続く完封劇。

 今季3勝目を奪取した和田は自身の通算勝ち星を25と伸ばし、早大の先輩藤井秀悟(現ヤクルトスワローズ)の大学通算勝利数(24勝)を超えた。通算奪三振記録に続き、偉大なる先輩超えを果たした和田。彼の快勝劇は早大の春秋連覇への道とともにこれからも続いていく。

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関連URL
早大野球部公式サイト
東京六大学野球連盟公式サイト

(TEXT・PHOTO=長友亮太)
 


 
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