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2002/11/16 [野球部]

明治神宮大会開幕!広島大に圧勝し、悲願の日本一に向けて初陣を飾る。

 
満塁ホームランを放った田中選手。
 

 
和田投手に連盟杯授与。
 

 
 
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第33回明治神宮野球大会
早稲田大学×広島大学
11月16日(土)明治神宮第二球場

 いよいよ第33回明治神宮野球大会が開幕。早稲田の初戦の相手は15日の1回戦で岐阜聖徳学園大(北陸・東海地区)を破って駒を進めてきた広島大(四国・中国3連盟)である。早稲田大学野球部にとってのこの一年の集大成。なおかつ、和田毅投手(人4)の早稲田最後となる大会だけに、春に果たせなかった日本一を是非とも達成したところだ。 

 午前9時。吐く息が白く、応援するメガホンを持つ手がかじかむほどの寒さの中で試合は始まった。グラウンドと観客席が近いことを配慮して、太鼓を使わないやや控えめな応援。しかし集まった早稲田ファンは、『秋こそは日本一』の願いをこめ、太鼓がないにも関わらず迫力のある応援をする。それが間近でプレーする選手に届いたのか、初回から早稲田打線に火がつき、寒さを吹き飛ばす攻撃を見せる。2アウト後、鳥谷(人3)が広大先発の小松原からレフト前にクリーンヒットを放つと、続くキーマン比嘉(社3)のサードの頭上を越える痛烈なタイムリー二塁打であっさり先制。さらには伊藤(社4)の技ありのセンター前ヒットで追加点を取り試合の主導権を握る。

 早稲田の先発は越智大祐(人1)。寒さからボールが手につかないのか、立ち上がりはコントロールが定まらず、ボールが先攻する場面が続く。しかし調子の悪さは力でカバーと言わんばかりのピッチングで、自慢のストレートを中心とした堂々のマウンドさばきを披露。5回を打者18人無安打5奪三振と、ほぼ完璧な内容で終える。 2回に4安打5得点の集中砲火。5回には武内(人1)のライトスタンドにライナーで突き刺さるホームランが飛び出し、着実に追加点を挙げた早稲田。6回には越智大から清水(人3)にスイッチ。そして最終回となった7回には和田が満を持しての登板。激戦が予想される準決勝・決勝へ向けての調整という位置づけではあったが、球場に和田の名前がコールされると観客からは割れんばかりの拍手。試合最後にしてボルテージは最高潮に。駆けつけた報道陣も慌てて準備をする中、和田は貫禄のピッチングで2三振を奪い3人でピシャリと締めた(試合は規定により7回コールド)。

 越智大−清水−和田毅と繋いだ豪華な継投で、広島大に打たれたのはわずか1安打。完全に格下の相手ではあったが、「日本一」という命題に向けてあまりにも順調なスタートを切った早稲田。明日(17日10:00神宮球場)の準決勝では東北福祉大(北海道・東北5連盟)と対戦することが決まった。“北の横綱”相手にどのような戦いをすることができるのか。その先に見える宿敵・亜細亜大と決勝で戦うためにも、絶対に落とせない試合となる。

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関連URL
早大野球部公式サイト
東京六大学野球連盟公式サイト

(TEXT・PHOTO=長友亮太)
 


 
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