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早大
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54
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18-39
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110
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専修大
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10-27
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12-16
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14-28
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全日本学生バスケットボール選手権大会
決勝リーグ最終戦
早稲田大学×専修大学
12月1日(日)
代々木第二体育館
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私は早稲田がこんなにもなにもできず、四つのピリオドを終えていく姿を見たことがない。
試合開始のホイッスルが鳴ったと思ったら、シュートが止まらない。3p,2p共におもしろいようにゴールに吸込まれる。それは早稲田ではない、専修だ。14-4,30-13,39-18。そして第一ピリオドが終わるまでにこの試合の流れという流れをすべてもって行かれてしまったのだ。
相手の専修大学、ガード以外はみんな190cm以上の高さあるチームでセンターには204cmの壁がいる。注目選手は創造力溢れるシュートを決める波多野、どこからでも入る3pが武器の中川だ。今年の成績は関東一部リーグ4位、高さに加え実力もある。
早稲田は動きが硬かった。ボールが手に馴染んでいなかった。インカレ最終戦ということで超満員の観客席、勝たなければ優勝の可能性はなくなるというプレッシャー、疲労、専修OBの盛り上がる応援、A.コーチの不在、いろいろな要因が考えられだろう。とにかく早稲田のバスケが何一つできなかった。朝山、高木のいつもなら難なく決まるはずのシュートもリングの外に落ちる。ただ一人4年、岩崎だけが無理な体勢からもゴールを決めていた。
結局、各ピリオド10点台の得点に抑えられてしまい、流れを取り戻すキッカケも掴めない。専修の高さを活かしたディフェンスの堅さも強さの一つだ。また、チームプレーで戦う早稲田にとってボールをもったらそのままゴールまでもっていってしまう専修の個人技を止めるすべはなかった。結果110-54ダブルスコアで完敗。これによって専修が今年のインカレチャンピオンに輝いた。
試合終了後、キャプテン藤野は泣いていた。4年の彼がどれだけこの試合に賭けていて、どれだけ悔しいのかがわかった。この大会ベスト4に残り日大、大東大とトップレベルのチームに勝った早稲田はいまだ進化中、来シーズンは一部だ。藤野の今日の涙を後輩は忘れずにいてほしい。
関連URL
早大バスケットボール部公式サイト
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