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2003/1/2 [バスケットボール部男子]

オールジャパン1回戦、攻守に冴えJBL北陸電力に81-56と快勝。2回戦へ駒を進める。

 
 
 
 
 
早大
81
21-17
56
北陸電力
22-12
11-12
27-15

バスケットボールオールジャパン1回戦
早稲田大学vs北陸電力
1月2日(木)東京体育館Cコート

 インカレ3位で見事オールジャパンの出場権を得た男子バスケットボール部。東京体育館、4面を張る広い会場で、若い早稲田がどう活躍するか楽しみな大会である。1回戦の相手はJBL12位の北陸電力、一見格上とも思われる社会人チームではあるが、今年からオールジャパンではJBLチームの外国人選手は、出場できなくなっており、学生界にも勝利のチャンスは十分にある。早稲田は定評のある粘りのチームディフェンスと多彩な個人技、若さの運動量で真っ向から勝負を挑む。

 第1Q、スターティングは藤野、岩崎、村山、高木、高島。出だしから早稲田はリラックスした様子で、藤野の技ありの動きに相手が翻弄される場面が目立った。岩崎はカットイン、ミドルショットを確実に収め、、村山のリバウンドも光る。高木、高島の下級生2人も実にのびのびとコート上を動きまわり、ディフェンスにオフェンスに如何なく実力を発揮しているようだった。相手はさすがJBLらしく、機微に富んだプレーが光るが、早稲田の粘りのディフェンスにゴール下でシュートを阻まれることも多く21-17と早稲田リードで2Qへ。

 第2Q、1Qの途中から投入された10番山本が素早いボールさばきで試合を組み立て、そこに岩崎の落ち着いたプレー、高木の3Pと早稲田のよさが全面に押し出される展開に応援席も盛り上がる。早稲田の早い展開に相手がついていけない場面も見られ第2Qの得点は22-12、と10点差、結果43-29とまたしても早稲田ペースで後半に。

 第3Q、スターティングは第1Qと同じ、早稲田最強の布陣。コートを広く使い、うまくボールをつないでシュート体勢まではもっていくもののリングに嫌われる場面が目立つ。逆に北陸電力はシュートの精度が高く、確実にいれてきており、JBLのプライドを見せていた。それでも村山がめげずに何度もリバウンドをし、攻撃を切らせなかった頑張りが光っていた。残り7分44秒で高木が自分で取ったリバウンドをリングに押し込みやっとノーシュートの沈黙を破る。そこからは、またしても早稲田の流れ。3分30秒には村山が渾身のリバウンドのボールがアウトになるところを後ろ向き、下投げでコートに戻し、応援席からは大きな拍手と声援が起こった。残り10秒で高木が3Pを決め、3Q得点11-12、54-41となんとかリードを保った。

 第4Qはまさに早稲田独壇場的な展開。ディフェンスが完璧に機能し、相手に打たせない。無理な体勢で打ってこようものならリバウンドを制し、速攻で得点につなげる。途中からは6番清水屋、11番浅野、15番押野らが活躍し、チャンスメイク、確実にシュートとすきを見せないゲームが続く。速攻が続いたかと思うと、高木が一つフェイクを入れたあとシュートと落ち着いた攻撃も見せ、多彩な攻撃パターンに相手はただただ浮き足だっているようにも見えた。相手は焦りからかファールが増え、バスケットボールカウントの数が目立つ。ただしその精度があまりよくなかったのが少し残念ではあった。最後まで試合の流れは早稲田であり、81-56とJBLチーム相手に素晴らしい内容でのオールジャパン勝利となった。

 明日3日の相手はJBL4位の東芝。一回戦では100点ゲーム、ダブルスコア(127-55)で勝ち上がっており昨年のオールジャパンでは3位と苦戦が予想される。しかし、キャプテン藤野を中心とした早稲田の良さは格上相手にこそ発揮されることだろう。観る者を魅了するパワフルなプレーが明日も見られることに期待したい。 次の試合は3日13時40分から場所は同じく東京体育館だ。詳しくは下記のガイドをご覧下さい。

ガイド
バスケットボール「ALL JAPAN(全国選手権)」ガイド

関連URL
早大バスケットボール部公式サイト
バスケットボール/オールジャパン公式サイト

 

(TEXT=山下葉子、PHOTO=山田浩平)

 


 
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