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2003/4/12 [野球部]

六大学野球春季リーグ戦、東大1回戦は10-0で大勝。

 
好投をみせた井上投手
 

 
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東大
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早大
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3
0
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×
10
 
2003年東京六大学春季リーグ第1節
東京大×早稲田大
4月12日(土)明治神宮球場

球春到来。春秋連覇を決めた秋の早慶戦から半年あまり、ときおり強く吹き付ける春風と小雨が降る中、早稲田の2003年シーズンがいよいよ開幕した。和田に代表される、俗に言う松坂世代の選手たちが抜け、新チームになってから初めての公式戦。試合前の選手たちはすこし緊張しているようだった。

この試合、『開幕投手』として先発したのは越智大祐(人2)。越智は立ち上がりから制球が定まらず、たびたびピンチを迎える苦しい展開だったが、最速145kmのストレートを武器に要所をきっちり締めていく。その越智を助けたい打線は、初回に相手の守りのミスの間に先制すると、続く2回、一死一、三塁のチャンスに1番田中(社3)がタイムリーを放ち追加点を奪う。2番の青木(人4)は四球を選び、満塁のチャンスに鳥谷(人4)がセンター前に2点タイムリー。その後も武内(人2)、由田(一文4)のタイムリーなど、この回打者12人をおくる猛攻で一挙6点を加え、試合の大勢を決めてしまった。

大量のリードをもらった越智は、その後もたびたびランナーは出すも、バックの好守にも助けられ7回を無失点に抑えた。8回からは越智に代わって井上が登板。井上はストライク先行の小気味いいピッチングをみせる。井上は春のオープン戦で顔面に打球を受けるというアクシデントがあったばかりだが、その影響はまったく感じさず、2回を5奪三振の好投であった。試合は終盤に追加点をあげた早稲田が10-0で大勝。3連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。

注目された和田に替わる第1戦の先発は越智が務めた。清水、大谷といったライバルを差し置いて、エースの座である初戦の先発を務めたということは、野村監督の彼への期待の表われであろう。この試合はその期待にこたえた越智。今後も早稲田のエースとして快投をみせてもらいたい。

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関連URL
早大野球部公式サイト
東京六大学野球連盟公式サイト

(TEXT、PHOTO=田村拓実)
 


 
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