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2003/4/26 [野球部]

立教大学に7-4、接戦をモノをして開幕3連勝!

 
勝負を決めた鳥谷選手
 

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
立大
0

1

0
0
0
0
0
3
0
4
早大
0
1
0
0
2
1
0
3
×
7
 
2003年東京六大学春季リーグ第3節
立教大×早稲田大
4月26日(土)明治神宮球場

 ここのところ湿りがちな天気だった東京地方。この日も明け方には時より強く降る雨に遭い、リーグ戦第3週の開催が危ぶまれたが、第1試合が始まる時間には雨もすっかり上がり晴れ模様。気温は今年最高を記録し、半袖で十分の気候。初夏の訪れを予感させるような陽気となった。

 開幕週、東大に10-0、18-0と連勝し幸先の良いスタートを切った早稲田。今回の相手は昨年春が2位、秋3位であった立教大学だ。昨年は早稲田には和田、立教には多田野という大学球界を代表する左右の両エースが在籍していた。春秋ともにこの戦いは投手戦となり、いずれも和田が多田野を相手に完封を果たしている。和田が抜けたとはいえ、昨年の優勝メンバーがほぼ残った早稲田。多田野に加えて主将・上重という精神的な柱までもが卒業し、昨年とは全く違うチームへと生まれ変わった立教。快晴の神宮球場には、昨年とは一味違う雰囲気が漂っていた。

 早稲田の先発バッテリーは開幕戦同様、今季エースナンバー「11」を背負った越智(人2)と今季初スタメンの捕手・島原(人3)。相手が一線級に変わったからか、この試合の越智は開幕戦ほどの安定さが微塵も感じられなかった。球にバラツキがあり、抑える回と打たれる回の違いがはっきりしていた。越智の投球と呼応するかのように、開幕週で大爆発した打線も序盤はなりを潜める。点を取られたら取り返すバッティングこそ実戦したものの、矢継ぎ早に代わる立教投手陣に的を絞りきれないでいた。そんな中、試合を決めたのはやはりこの選手であった。8回表に4-4と追いつかれて迎えたその裏の攻撃。2アウトから昨秋首位打者の青木(人4)がヒットで出塁すると、ここまで凡打が続いていた主砲・鳥谷(人4)がセンターの頭上を越えるタイムリー3ベースを放ち勝負あり。最終回は翌日の先発が予想される清水(人4)が急遽登板し、先頭打者に四球与えたものの、後続を三者三振に抑えゲームセット。7-4で立教を振り切り、開幕3連勝を果たした。

 今季も優勝候補筆頭と目される早稲田と、主力が大幅に抜けてしまい、大胆なチーム編成を要することとなった立教。この2チームの差は最後の最後、勝負どころでの底力の違いとしてはっきりと出た。立教戦に先勝した早稲田。投打に不安材料は残るものの、リーグ戦3連覇への道は揺るぎないであろう。

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関連URL
早大野球部公式サイト
東京六大学野球連盟公式サイト

(TEXT、PHOTO=長友亮太)
 


 
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