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2003/5/10 [スポ科情報]

スポ科開設記念ラグビー・早大×帝京大は64-19で早大が貫禄勝ち!

 
一進一退の攻防戦
 
 
講演会の模様
 
 
早大
64
22-12
19
帝京大
42-7

スポーツ科学部開設記念試合
早稲田大学vs帝京大学
5月10日(土)早大所沢キャンパス

今年4月、早稲田大学10番目の学部として産声を上げたスポーツ科学部。前日大隈講堂で行われた『NFLオンツアースポーツ講演会』に引き続き、10日にはスポーツ科学部が本拠地を置く所沢キャンパスで『スポーツ科学部開設記念行事 ラグビー記念試合・講演会』(共催:早大トップパフォーマンス研究所、早大ラグビー蹴球部)が行われた。

まず、ラグビー記念試合として行われたのは早大と大学選手権ベスト4・帝京大との一戦。秩父宮でもなく上井草でもなく所沢キャンパスのグラウンドという、日頃とは少し趣の異なる中での試合となったが、会場には遠路遙々つめかけたファンで賑わった。試合はU-21代表候補合宿で主力4人を欠き、4/27のニュージーランド学生代表戦とは大幅にメンバーが入れ替わった早稲田が主導権を握る。前半15分にFB小吹(人2)が先制のトライ。20分には、卒業した田原に代わって期待がかかるSH後藤(教3)が自らゲインしトライ。その後、相手のミスがらみで25分、35分と立て続けて得点した早稲田。集中が切れた前半終了間際に連続トライを許したものの、後半も6トライを挙げ帝京を圧倒。今年のテーマである『Raise Up』を早くも実行した早稲田は64-19で帝京大に勝ち、ニュージーランド学生代表戦に続きオープン戦好調をアピールする結果となった。

試合後には、所沢キャンパス内212教室に場所を移して「大学ラグビー・コーチングの実例」と題し講演会が行われた。日本ラグビー協会副会長で、早大トップパフォーマンス研究所所長である日比野弘教授の司会のもと、早大・清宮監督、帝京大・岩出監督がそれぞれ講演。内容はコーチング計画をテーマにし、両監督がそれぞれにチームの育成方針などを語った。またその後に行われたゲーム分析では、先に行われた練習試合を映像を使って分析。主にトライシーンを中心に、それぞれのプレーがトライまでに至った経緯を両監督が直々に解説した。清宮監督は「結果には一定の評価をするが、内容には全く満足していない」と今日の試合ぶりを一喝。岩出監督は「秋までにどれだけ差が詰められるか頑張りたい」などと語っていた。

今までは「人間科学部スポーツ科学科」として存在していたスポ科。スポーツを学問として捉える分野が学科から学部として独立し、それが早稲田に誕生したことは非常に意義深い。筑波大学や東海大学などに変わる新たなスポーツ文化発信基地となることができるのか。今後もスポーツ科学部開設を記念するイベントは続いていく。


関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト
スポーツ科学部公式サイト

(TEXT、PHOTO=長友亮太)

 


 
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