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2003/11/2 [野球部]

早慶戦2回戦は4-3で早稲田が勝利。創部初の4連覇を全勝優勝で飾る。

 
鳥谷が3点目のホームイン
 

 
挨拶をするナイン
 

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
早大
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2
0
0
1
0
0
1
0
4
慶大
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0
0
0
1
2
0
3
 
2003年東京六大学秋季リーグ第8節
早稲田大×慶應大
11月2日(日)明治神宮球場

 前日の勝利で、野球部史上初のリーグ4連覇を成し遂げた早大野球部。この日の試合に勝って、チーム初の全勝優勝で4連覇に花を添えたいところである。

 早稲田が越智(人2)、慶応が中根(総1)の先発ではじまった早慶2回戦。試合が動いたのは2回であった。2死からデッドボールで出塁した米田(一文3)を一塁におき、続く島原(人3)がレフトスタンドに豪快なホームランを放ち、早稲田が2点を先取する。その裏、慶応も早川(政3)の内野安打と早稲田のバッテリーエラーで1死3塁のチャンスを作るも、後続が倒れ無得点に終わる。序盤は越智・中根の両先発が、テンポよいピッチングで相手打線を封じていく。

 試合が再び動いたのは中盤、5回表。2死から青木(人4)が内野安打で出塁すると、続く鳥谷(人4)がこの回からマウンドに上がった参鍋(総4)の初球を弾き返す。鋭い打球が一塁線を破り外野を転々としていく間に、一塁から青木がホームに返り1点を追加。3-0、リードを3点に広げる。慶応にとっては痛い投手交代後の失点であった。しかし、慶応も反撃に転じる。7回裏、疲れの見え始めた越智からこの回先頭の早川がレフト線へツーベースを打ち出塁する。ワンアウト後、6番の岡崎(総1)がタイムリーを浴びせ1点を返す。その後1死満塁とチャンスを広げるも、浅い外野フライでタッチアップを狙ったランナーを米田の好返球でホームで刺し、この回の慶応の反撃は1点で終わる。

 続く8回表、先頭の鳥谷が替わった小林康(商2)の初球を叩き、左中間を抜ける2塁打を放つ。比嘉(人4)、武内(人2)が凡退し、2死3塁となり打順は6番の由田(一文4)を迎える。ここで由田はセンターの右に抜けるタイムリースリーベースを放つ。失点後に得点を奪い返すという理想的な形で、リードを再び3点に広げる。しかし、このままで終わらないのがこの日の試合。その裏、無死1塁から越智が代打の角屋(環4)にホームランを浴び、1点差に詰め寄られる。ここでピッチャーを越智から宮本(スポ1)にスイッチ。宮本は8回9回と無失点に抑え、4-3のままゲームセット。早大にとって初の全勝優勝の達成である。

 ここしばらくの早慶戦は早稲田のワンサイドゲームの試合が多く、このような1点を争うような試合になることが少なかった。それだけに、久しぶりに早慶戦らしい試合が接戦が観れたな、という思いがした。試合後のグラウンドには、優勝の余韻を楽しむ選手たち、そしてスタンドには観客の姿があった。この余韻をもう一度楽しめるように、今度こそ悲願の日本一になってもらいたい。14日からはじまる明治神宮大会での早大ナインの活躍を期待しよう。

関連URL
早大野球部公式サイト
東京六大学野球連盟公式サイト

(TEXT・PHOTO=田村拓実)
 


 
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