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2003/11/19

「アディダス・早稲田ロゴコンテスト」観覧レポート

 
 
 
 

――今回なぜあのロゴを採用されたんですか?
伊東:まず、第一としてぱっと見てアディダス・早稲田というものがきちっと表現されていること。その上でバランス、商品に落とし込んだ形でちゃんと生きるのか、色の制限はどれくらいか、やっぱりそのへんを総合的にみた時にこれかなと思いました。(アディダスと早稲田)のイメージをきちんとシンプルに伝えていましたね。

――なぜパートナーシップの相手に早稲田を選ばれたんですか?
伊東:早稲田を選んだと言うよりは、両者がお互いに選びあったという事です。我々にしてみれば、日本の大学をスポーツという切り口で見た時に、スポーツ全体の発展に大きく貢献するだけの影響力をもっている大学は早稲田しかないかなと。なおかつ卒業生が大学に対して愛着を持てる大学、なおかつ町をあげて応援する形が将来的に見込めるであろう大学という点からも早稲田は魅力的な大学でした。そのへんはもちろんマーケットリサーチを行いましたし、アメリカのほうでアディダスが行っているUCLAやノートルダム大学等とのパートナーシップ契約の実績も参考にしました。

――アメリカや欧米のカレッジビジネスと日本とで異なる点はどこですか?
伊東:アメリカは大学自体にスタジアムを持っているケースが多い。スタジアムを利用して興行をうちやすい環境にある。そうすると、直接的な利益が大学にもたらしやすい。もうひとつ違うのが町を挙げて大学を応援しようとする雰囲気が非常にある。町中、ちっちゃい子から老人までが、そのUCLAならUCLAのジャージを着て行くのが当たり前の状態。そういう状態がアメリカならあるけど、日本ではまだなかなか限られた状態になってる、そこが違うかな。

――アディダスとしてはこのパートナーシップはビジネスか社会振興の、どちらの占めるウェートが大きいですか?
伊東:なんでやるのかって言ったら、やっぱりブランドバリューのアップが早稲田、アディダスの双方で上がるのであれば、ありと考えています。やはりカレッジスポーツビジネスで我々がパイオニア、この分野であればアディダスと早稲田がNO.1だっていう状態が認知されれば、なおかつお互いが満足できる環境ができれば、ありかなと。

――現段階でどのような効果が上がってますか?また手ごたえはありますか?
伊東:去年ラグビーが日本一になったことで様々なメディアが注目したし、イメージとしていい形で、確実にいい方向には来てると思います。今具体的にどのくらいの効果が上がってるのかの測定を我々としてはやってしまうことは簡単なんだけど、実はスポーツリサーチの研究所が立ち上がっていて、その中で学生のプロジェクトチームというのが50人くらいいるのかな、そこが実際にお互いのブランドバリューは上がってるのかどうか、ならびにグッズの売り方は今のままでいいのかどうか、実際グッズを購入しているのはどの世代なのか、等の細かいデータをまさに彼らが今動いて調査してる段階なんですね。そのデータを12月にうちの社長以下役員の全員の前でプレゼンテーションすることになっています。その結果をもとに当然今後修正していくだろうし、もしすごいプレゼンする子がいたら入らない?なんてこともあるかもしれないし。基本的には学生がやる、さっきの話でもあったけど、学生が主役になってもらわないと困りますから。

――最後に学生に向けてメッセージをいただけますか?
伊東:アディダスというブランドに対していろいろな意見を持っている学生はいると思うんだけども、この包括提携っていうのは彼らにとってすごいチャンスだと実は思っています。なぜかというとアディダスという会社をある意味利用できる、アディダスがもっている資産をいろいろな形で利用できるチャンスなので、逆に受身でアディダス今度何かやってくれないの?っていうかたちだと何も産まれないと思います。もしアディダスと組めばこんな企画できないかなっていうのを逆にぶつけてくれれば、必ずそれに対して反応させてもらうし、是非これを機に受身ではなく積極的にアディダスを使ってほしいですね。

――分かりました、今日はどうもありがとうございました。

 パートナーシップによるカレッジビジネスの主役は学生にある。早大生はこのプロジェクトにもっと積極的にアプローチすることでより充実したものにしていかなければならないのではないか。面白い企画、ユーモアなアイディアをアディダスというステージを使って表現できるこのチャンスを是非ものにしてほしい。我々Will Winも是非そういった企画等を実現するサポートをはかっていきたいと考えている。企画等の問い合わせは以下のアドレスに。早大生の創造性をアディダスにぶつけてみよう。

 

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関連URL
adidasホームページ
早稲田大学ホームページ


(TEXT、PHOTO=丸田健悟)
 


 
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