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関東学院大
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57
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35-10
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24
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慶大
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22-14
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第40回全国大学選手権大会1回戦
関東学院大学 vs慶應義塾大学
12月14日(日)秩父宮ラグビー場
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大学選手権1回戦での最大の注目カード、関東学院対慶応。この両校は2000年1月の大学選手権の決勝以来(そのときは慶応が27-7で勝利)、4年ぶりの対戦となる。慶応が対抗戦5位に沈むという思いもよらぬ形で生まれたこの対戦を一目見に、小春日和の秩父宮には多くの観衆が詰め掛けたのだった。
試合が動いたのは開始直後の前半1分だった。関東学院がマイボールのスクラムを押し込み、そこからLO犬飼が突破しラックを作る。ラックのボールを拾ったCTB高山が自らインゴールに飛び込みトライ。ゴールも決まり、関東学院が7点を先制する。開始直後の失点だけに、このまま慶応はずるずる点を失っていくかと思われた。ところが、慶応の低く鋭いタックルが関東の出足を止めていき、次の失点を許さない。すると10分、関東ゴール前の反則で得たPGをFB山縣が決め、7-3と追いすがる。慶応もよく粘っているなぁと思った矢先、関東学院が「学生最強」と言われるその破壊力を見せ付ける。19分、HO山本のトライでリードを広げる(14-3)と、その後のリスタートでCTB霜村がノーホイッスルトライを決めるなど、この4年間でついてしまった力の差が徐々に点差となって表われていく。慶応も37分にNo.8竹本が関東ディフェンスをうまくかわしてトライを奪うが、終始関東ペースで、前半終了時点で35-10、後半も14分にCTB北村、17分に途中出場のLO佐々木がトライを奪うが焼け石に水、最終的には関東学院は慶応から9トライ6ゴールを奪い、57-24で勝利。2回戦へとコマを進めた。
この試合、関東学院強しという印象を抱くと同時に、対抗戦では不振であった慶応も関東学院相手によく戦ったな、というように感じた。体格では劣るのに関わらず、主将の廣瀬を筆頭に、出足の早いタックルで関東のフォワードを何度も止めていた。来るべき対戦に向けて、ライバル慶応のこの日の善戦ぶりが参考になることを期待したい。
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