WasedaWillWin.com
 
2004/1/2 [ラグビー蹴球部]

まさに激闘。グループリーグ第3戦・法政大学戦は苦戦しつつも19-12で勝利。

 
早稲田×法政
 
 
モールを押し込む早稲田
 
 
早大
19
12-7
12
法大
7-5

ラグビー全国大学選手権大会
グループリーグ第3戦

早稲田大学vs法政大学
1月2日(金)秩父宮ラグビー場

 グループリーグ第3戦の相手は法政大学。ここまでの東海大や京産大よりも格段に手強い相手である。勝ったほうがグループリーグ首位となるこの一戦。箱根駅伝も行われた正月二日の秩父宮には、2万4000人もの観衆が詰め掛けた。

 試合開始すぐの2分にCTB池上のトライで先制した早稲田。16分にもWTB吉永がステップを切って相手ディフェンスを3人かわしてトライを奪い、12点を先取した早稲田。このまま一気に試合の主導権を握っていくかに思われた。しかし、相手はリーグ戦で関東学院に敗れはしたものの、2位となった法政。そうやすやすと主導権を与えない。浅いディフェンスラインから、出足のすばやいタックルを何度も繰り出し、早稲田になかなかゲインラインを突破させない。そうこうして攻め手が見つからないうちに試合は徐々に法政ペースに。そして前半26分、法政CTB金澤にトライを奪われ、ゴールも成功し12-7と詰め寄られてしまう。この後も法政ペースで試合が進むが、前半は12-7で終了する。

 後半に入っても法政が試合の主導権を握り続ける。前半同様、法政のアタックに守勢にまわる早稲田。たまに攻めに転じても、法政の出足のすばやいタックルに大苦戦。パスが厳しいところに飛び、ラインはなかなかゲインが出来ない。たまにディフェンスを突破するも、ハンドリングミスで得点が出来ない。そんな中、後半13分、法政の連続攻撃にディフェンスが対応しきれず、ゴール右隅に同点となるトライを奪われてしまう。

 12-12。同点となったここから試合はもう一度始まった。次のトライが試合の流れを大きく左右するものであり、両チームの攻守の入れ替えの早い闘いが続いていく。迎えた後半31分。相手のミスキックから法政ゴール前5メートルでのラインアウトを得ると、マイボールを確保しモールを作る。このモールを押し込み、最後はLO桑江がトライ。大田尾が確実にコンバーションを決め、19-12。早稲田が7点のリードを奪う。法政も37分、早稲田のゴール前まで攻め込むも、焦りが出たのか、オフサイドの反則でチャンスを潰してしまう。最後は法政がノックオンしたところで、試合終了の笛の音を聞いた。

 本当に厳しい、苦しい試合だった。この厳しい試合を制したという経験が、これから迎える国立の大舞台での戦いで、いい形となって現れて欲しいと感じた一戦であった。

特集
2003年度ラグビー蹴球部特集

関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト
関東ラグビーフットボール協会
日本ラグビーフットボール協会

 

(TEXT・PHOTO=田村拓実)

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる