今年73回目を迎えた早慶レガッタが隅田川で行われた。早稲田対校エイトが二連覇を成し遂げた一昨年、昨年違い今大会は初夏のような陽気、風も強く波が過去二年間よりも高いように思える。今回早稲田の対校エイトは14日に戸田ボートコースで行われた早慶レガッタ公式タイムトライアルでは、1000メートルを慶応よりも約6秒早く通過するなど、三連覇は確実なものに見えた。しかし実際はそれを裏切るような意外な展開が待っていた。
スタートでいち早く飛び出したのは慶応であった。早稲田にやや差をつけ順調にリズムを刻み、中間点では約1艇身(艇1つ分)ほど差がついていた。早稲田もピッチを上げるが追いつくことはできず慶応はそのまま逃げ切り、早稲田に約2.5艇身、タイムにしては早稲田より約8秒も早くゴール、昨年の全日本大学選手権の王者である慶応の意地を見せつけられる結果となってしまった。
また第二エイトは1.5艇身差で早稲田は敗退し、男子・女子舵手付きクォドルブルではともに早稲田が勝利した。
対校エイト、第二エイトともにまさかの敗退をしてしまった漕艇部、大勢の観衆の前で勝利しシーズンの始めに勢いをつけたいところであったが、叶わなかった今期の早稲田の早慶レガッタ。うまく切り替え、今回の結果を次の試合に生かして欲しい。
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早慶レガッタ特集
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