前回の試合では、明治学院大に快勝し、準決勝に進出した早大。準決勝の相手は都リーグ3部の一橋大である。
前半、風上に立った早大は開始直後からボールを支配し、積極的な攻めをみせ何度も一橋大ゴールを脅かしたものの、得点には結びつかなかった。一方で山口(スポ2)を中心としたディフェンスラインは安定感があり、一橋大にシュートまでもっていかせなかった。結局前半は0−0で終了。実力差を考えると少々意外な展開となった。
後半、早大が風下になると、サイドを突破され、ヒヤッとさせられる場面も見られたが、ディフェンス陣を中心に守りきり、得点を許さなかった。均衡が破れたのは、55分、それまで左サイドで鋭い突破をみせていた兵藤(スポ1)が、混戦から中央へ浮き玉パス、それを途中交代で入った山本(スポ1)があわせて、待望の先取点をあげた。83分には中央から矢島(人3)が、途中交代で入った高橋周大(人3)にパス。そして高橋が再度矢島に送って、ワンツーの形となり、最後はそのまま矢島が豪快に蹴りこんで追加点を奪う。結局、試合はそのまま2−0で終了。
シュート数を見ると一橋大の3本に対し、早大は17本。この数字からもわかるように実力的には早大が圧倒的に上だ。それゆえ勝利を収めたものの、2−0という結果、内容には、まだまだ選手達も満足していないだろう。そして今年の早大の力もまだまだこんなものではないはずだ。決勝、関東大会での戦いぶりにも注目したい。
東京都トーナメント決勝戦 早稲田大学×日大文理学部 :5月2日(日)12:00kick off 於:早大東伏見グラウンド
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早大ア式蹴球部公式サイト
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