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2004/5/19 [米式蹴球部]

春のオープン戦、対専修大学グリーンマシーン戦は7-10で敗れる。早慶戦に向けて不安の残る内容。

 
 
 
 
 
早大
7
0-7
10
専修大
7-0
0-3
0-0

春のオープン戦
早稲田大学×専修大学
2004年5月16日(日) 等々力球場

 春のオープン戦第2戦、対専修大学グリーンマシーン戦。早慶戦を翌週に控え、いい形で勝利したかったビッグベアーズであったが、降りしきる雨の中、その思惑は外れてしまった。

 早稲田の攻撃から始まった第1クオーターだったが、雨で人工芝のグラウンドやボールがすべるのか、選手たちの思い切りの良いプレーが観られない。攻撃権を持っていても、QBサックをされたりパントで攻撃権を譲渡したりと、攻めあぐむ時間が続いていく。そんな中、第1クオーター7分過ぎ、早稲田陣40yd付近からの専修の攻撃。早稲田ディフェンスのマークを外した専修WR梅本が、真ん中にぽっかりと空いたスペースに走りこむ。そこに専修QB富田からのパスが通り、梅本はそのままゴールラインまで走り切りタッチダウン。コンバーションも成功させ、専修が7点を先制する。

 第2クオーターに入ってやっと本来の切れを取り戻したオフェンス陣。相手の反則に助けられつつもファーストダウンを重ね、相手陣内9yd地点まで攻め込む。ここからRB新田がゴールに飛び込んでタッチダウン。コンバーションも成功し、7-7の同点に追いつく。前半はこのまま7-7で折り返した。

 後半に入って雨は強くなり、試合は7-7のまま膠着していった。この均衡を破ったのは専修の方だった。第3クオーター6分45秒、早稲田陣25yd付近からFGを成功させ、7-10と再び3点のリードを奪う。反撃したい早稲田であったが、専修の出足の早いディフェンスに、なかなかファーストダウンを獲得できない。その状況は第4クオーターに入っても続いていく。互いに決定的なチャンスを作れないまま時間だけが過ぎていき、このままタイムアップ。7-10でビッグベアーズは敗れた。

 全般的に早稲田のミスが目立った試合であった。幾度かあったファンブル、パントのミス、QBへのサック、インターセプト、攻撃での反則…。時折強い雨が降っていたとはいえ、早稲田の選手のプレーはどこか自信を欠いており、少し物足りないように感じた。早慶戦まではあとわずかな時間しかない。そこのところを修正して、早慶戦では自信に満ちたプレーを観てみたいものだ。

 

関連URL
早大米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

 

(TEXT、PHOTO=田村拓実)
 


 
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