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2004/9/25 [男子バレーボール部]

秋季リーグ・対東海大学戦はセットカウント0-3で敗れる。

 
 

 
 

 
早大
0
16-25
3
東海大
13-25
13-25
関東大学バレーボール秋季リーグ戦
早稲田大学×東海大学

9月25日(土) 早大記念会堂

 秋季リーグ第3週1日目、舞台を駒沢からホームの早稲田記念会堂にうつした早稲田は、現在リーグ戦4連勝中と波に乗る、東海大学との対戦を迎えた。東海大学は秋季リーグでは2位、東日本インカレでは優勝と安定した実力を誇るチームである。一方の早稲田は、秋季リーグ戦ではまだ1勝とチームが噛み合わず、本来の力を発揮できていない状態にあるため、今試合では東海に胸を借りるつもりで、挑戦者として試合に臨みたいところである。

 第1セットは、序盤から東海が堅実なサーブと連携の整えられたブロックを見せ、早稲田を次第に引き離していく。早稲田は、絶対的なアタッカーを欠いている影響であろうか、試合のリズムを掴むことができない。ならば、確実なブロック、レシーブから攻撃の形を作りたいところであったが、加賀龍哉(人4)、二木健太(スポ2)といったセンター陣の調子があがらず、ブロックの連携ミスから得点を献上してしまう。中盤から終盤にかけても、東海が連続でブロックを決めるなど、安定した試合運びを見せる。結果、第1セットを25-16で落としてしまう。第2セットに入っても、ブロック面での修正は行われず、終始東海に翻弄されてしまう。期待の1年生の柴小屋康行(スポ1)も、トスの単調さからであろうか、スパイクを読まれ、決めることができない。むしろ、読みといった意味では、東海の守備面でのうまさが目立っていた。早稲田は、攻撃の糸口を見つけ出すことができず、ミスを連発。タイムアウトをとって流れを変えようとするも、この悪循環に変化は表れなかった。終盤、一年生の赤澤大樹(スポ1)がピンチサーバーとして投入されると、多少の攻撃面での変化は見られたものの、チームが乗りきるまでに至らない。そして、第一セットに続いて第二セットも25-13の末、落としてしまう。

 最後に粘りを見せたい第三セットであったが、意識面での修正は加えることができずにスパイク、ブロックともに不調。それ以上にミスが目立ったのが、東海とは対照的に精彩を欠いたサーブであった。これは自分が何とかしようという意識の表れであるのかもしれないが、それが結果に結びつくことはなかった。その結果としての25-13というスコアであった。結果はセットカウント0-3という大敗に終わった。

 今回の試合では、技術面の問題に加えて、精神面での穴が特に浮き彫りになった試合であった。早稲田は3セットを通して、終始東海にリードされる展開で、プレイに関しても修正を加えることができなかった。チームの課題は気持ちをひとつにすることかもしれない。個人での頑張りは見えるものの、それが逆に悪循環を生んでいるようであった。コンビバレーを目指す早稲田とは程遠いものとなってきている。早く本来のコンビバレーを取り戻した早稲田の姿を見たいものである。

 

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(TEXT、PHOTO=村山裕太)
 


 
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