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2004/9/25 [米式蹴球部]

関東大学リーグ戦Aブロック・対横浜国立大学マスティフス戦は52-20で勝利するも、不満の残る内容であった。

 
この日の相手は横浜国大。
 

 
RB新田選手
 

 
早大
52
17-0
21
横国大
14-13
7-0
14-7
 
関東大学リーグ戦Aブロック
早稲田大学×横浜国立大学
9月25日(土)川崎球場

 緒戦の一橋戦は49-21で勝利したものの、あまり良い内容でなかったBIG BEARS。この日の相手は、開幕戦で昨季関東王者の法政大学を破った横浜国立大学である。勢いに乗る相手に対して、どう立ち向かっていくのか。勝利とともに、内容が問われるこの試合。BIG BEARSの日本一に向けた挑戦・第2ラウンドが開始された。

 開始直後の1分に相手のミスから攻撃権を獲得し、#28RB新田潤(人4)のタッチダウン(以下TD)で先制した早稲田。続いての横浜国大の攻撃はファーストダウン(以下FD)を更新させず、パントで攻撃を終了させ、迎えた自陣38yd地点からの攻撃。第1ダウン、QB斉藤(一文3)からボールを受けた新田潤がタッチラインすれすれをエンドゾーンまで走りきり、再びTDを奪う。TFPのキックも成功し、14-0。この時点で早稲田と横浜国大との力の差は明らかであり、これからは早稲田がどんな内容を見せて勝つのか、試合の興味はそこに移っていった。

 しかし、ここからがぱっとしない試合展開であった。その原因はディフェンス陣。一橋戦と同じように、横浜国大のラン攻撃に対し対応出来ていない場面が多く見られ、第2Qに入り4分、7分と相手QBに連続してTDを奪われてしまう。しかし、攻撃陣が奮起し、TDやフィールドゴールで着実に点を積み重ねていき、前半は31-13と18点のリードを奪って折り返す。後半に入ってからも、RB新田潤のTDなどで追加点を奪った早稲田が52-20で勝利した。

 取りこぼしをせず、開幕連勝スタートを切れたことは評価したい。しかし、課題も多い。なんと言っても、2戦連続して3TDを奪われたディフェンス陣。今後迎える強豪との試合を前に、ディフェンス陣の整備は早急に行われねばならないだろう。

 試合後のハドルで、村井主将は「このままでは日本一になれないぞ!」と叫んでいた。日本一に向けた挑戦・第2ラウンドは勝利したものの、赤点・追試ものの内容であった。次の試合までに課題を修正し、次こそは満点の内容で勝利を飾ってもらいたい。


試合後のコメント

#77 C村井主将
――今日の試合の感想を一言。
「いや、もう…。特には」
――試合後のミーティングで「このままでは日本一になれないぞ!」と仰ってましたが。
「一戦一戦やっていくうちで、次に繋がる試合、日本一に繋がる試合がしようと言ってるんですけど、そこの部分が全然出来ていなくて。オフェンスもパントやファンブルが多かったですし。全然進歩が無いな、と。ディフェンスも前の試合と同じく3つのタッチダウンを許して。でもそれはポジションの問題ではなくて、チーム全体の問題なので、そこら辺を次の2週間で考えていきたいですね」

#3 ディフェンスリーダー・LB柳生選手
――きょうの試合の感想は?
「前の試合に出来なかったことが、きょうの試合も出来ていなくて。この2週間、何をやっていたんだという思いでいっぱいですね」
――自己採点をすると、きょうの試合は何点ですか?
「5点ですね。もう全然です。次の2週間できっちり修正していきたいです」

 

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早稲田大学米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

(TEXT、PHOTO=田村拓実)
 


 
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