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2004/10/11 [男子バレーボール部]

関東大学秋季リーグ戦決勝リーグ・対法政大学戦はセットカウント3-2で勝利した。

 
 

 
 

 

 

早大

 

3

25-23

 

2

 

法政大

25-23
19-25
10-25
16-14
関東大学バレーボール秋季リーグ戦
早稲田大学×法政大学

10月11日(祝) 土浦日大高校体育館

 秋季リーグを締めくくる10日目の最終戦、法政大学との対戦である。早稲田は、昨日行われた専修大戦に勝利し、1部リーグ残留を果たしているものの、最終戦として12月のインカレに繋がる形で、是非とも勝利で飾りたい試合である。予選リーグでは、法政とはセットカウント3−1の末、勝利し、早稲田が本来の調子を取り戻すきっかけとなった相手でもある。

 第1セットから、硬さが目立つ早稲田は、上手く試合の流れに乗ることができない。しかし、加賀龍哉(人4)のサービスエースや、前田和樹(人3)のブロックアウトを狙ったスパイクなどで、試合のペースを掴みだす。そして、終盤には、前田が決定的な場面で連続してサーブを決め、25−23でこのセットをものにする。第2セットに入っても、サインプレイでの連携や、法政のエース・鈴木寛史に的を絞った早稲田のブロックが冴えわたり、第二セットも25−23でものにした。

 このまま早稲田のペースのまま終了かと思われた第3セットであったが、ここにきて法政の鈴木が調子を取り戻す。早稲田はしっかりとした形で、ブロックに付くものの、角度のある強烈なスパイクに対応しきれない。タイムアウトを取り、一年生コンビの黒木陸(スポ1)と北沢浩(スポ1)を投入すると、流れにも変化が訪れる。セッター・北沢のトスから徐々にチャンスを掴み、追い上げを見せるが、最終的にはミスから得点を献上してしまい、19−25でこのセットを落としてしまう。第4セットに入っても、トスの乱れ、ブロックの食い違いなどもあり、法政の速い攻撃に対応できなくなっていく。悪い流れのときは何をしても上手くいかず、10−25と競った展開もなく、このセットを落とし、セットカウント2−2で最後のセットに突入することとなった。

 早稲田の真価が問われる第5セット。課題は第4セットでの自らの落ち度を、どの程度修正できるかであった。ここにきて、法政の守備は噛み合い、ブロックを破れない状況が続いた。だが、早稲田はリーグ戦を通して精彩を欠いていたサービスから得点を重ね、別の角度からの攻撃の切り口を見つけたのだ。最後には13−14と追い込まれた場面でも、松永健太(スポ2)が連続でサーブを決め、最後は常に安定を誇ってきた柴小屋康行(スポ1)が強烈なスパイクを叩きこみ、16−14で試合終了。気持ちいい形でリーグ戦を締めくくった。

 勝敗に関わらず、順位が入れ替わらない中、見事に勝利を収めた最終戦。予選リーグ七戦を通して、わずか二勝しかあげられなかった早稲田であったが、リーグ終盤に入ってからの追い上げには、目を見張るものがあった。リーグを前にして、石倉弘士(人4)に代わり、代理キャプテンを任された田中飛鳥(人4)が、終盤に入り、冷静にチームをまとめあげてきた成長は目に見える形で表れていた。そして、エースとしての活躍を見せた柴小屋は、これからの早稲田を担っていく逸材である。最後に、秋季リーグを通して、一年生の活躍といった収穫はあったものの、それ以上に、課題も見えたはずである。12月に行われるインカレでは、その課題を克服し、ひとまわり大きくなった選手達の背中を見てみたい。


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(TEXT、PHOTO=村山裕太)
 


 
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