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ラグビー全国大学選手権大会・準決勝
早稲田大学vs同志社大学
2005年1月2日(日)
国立霞ヶ丘競技場
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箱根駅伝の往路が終了した頃、ここ国立競技場でも熱い戦いが始まっていた。早稲田と同志社の一戦。昨年と同じ顔合わせとなった大学選手権の準決勝である。昨年は38-33とまさに紙一重の差で勝利した早稲田であったが、今年の対戦は早稲田の強さが目立った対戦であった。
試合開始のホイッスルの直後から相手陣内で波状攻撃を仕掛けた早稲田。4分、ゴール前5mでのラインアウトからモールを作り、そこからLO桑江(人4)が先制のトライ(7-0)。良い形で先手を奪う。18分には相手陣30メートル付近でのペナルティからLO内橋(政経4)が素早いリスタートを見せ、左へ高速展開。最後はFB五郎丸(スポ1)がトライを挙げ、14-0とリードを広げていく。ディフェンスでもよく集中しており、同志社のオフェンスのカギとなるプレーヤー、キャプテンCTB仙波と元日本代表FB正面のふたりにほとんど仕事をさせない。同志社に決定的なシーンを作らせることなく、早稲田が完全にゲームを支配する。この後さらに、29分にWTB首藤(スポ2)、38分にはSH後藤(教4)がトライを挙げ、26-0で前半を折り返す。
迎えた後半、先に得点を奪ったのは早稲田であった。6分、首藤の突破から左サイドに起点を作ると、後藤からSO安藤(人4)、五郎丸、CTB菊池(人4)と繋ぎ、最後は桑江がインゴールに飛び込みトライ。31-0。後半開始早々に奪ったこのトライで、試合の大勢を決めてしまう。後半に入っても、流れは完全に早稲田のものであった。
12分に同志社のCTB平にトライを奪われたものの(31-5)、15分にターンオーバーから菊池がトライを奪えば(38-5)、26分にFL松本(人3)がトライを挙げ(45-5)、逆にリードを広げていく。終了間際に同志社に2本トライを奪われたものの、大勢にはほとんど影響なく、45-17のスコアで勝利。4年連続の決勝進出を果たした。
個々の能力ではほぼ互角であった両校。勝負を分けたのはセットプレーの精度とミスであった。同志社はマイボールのラインアウトを半分程度しか確保出来ず、さらにノックオンやターンオーバーなどを許し、自分たちの攻撃をなかなか継続することが出来なかった。早稲田はセットプレーでしっかりとマイボールをキープし、同志社のミスにつけこんで得点を重ねていき、試合を優位に進めていった。この差が点差に表れているように感じた。
さて、大学選手権もいよいよ次の試合が決勝戦である。決勝の相手は4年連続で関東学院だ。昨年、同じ舞台で敗れた相手なだけに、今年はなんとしてもリベンジを果たしたい。決勝戦は1週間後の1月9日。今度は早稲田が頂点に立つ番だ。
関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト
関東ラグビーフットボール協会
日本ラグビーフットボール協会
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