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2005/4/16 [男子バレーボール部]

春季関東大学リーグ開幕戦・対順天堂大学戦はセットカウント1−3で敗れ、黒星スタートとなった。

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 
早大
1
18-25
3
順天堂大
18-25
25-22
17-25
春季関東大学リーグ戦・第1日目
早稲田大学×順天堂大学

4月16日(土) 

 春の訪れとともに今年も春季リーグの幕が開ける。前年度は古豪・早稲田の影はすたれ、秋リーグ、全日本インカレと期待される結果を収めることができなかった。今年は「崩れないチーム」を目標に掲げ、練習に励んできた。前年度の教訓を実践する形で取り入れたゆえの目標であり、キャプテンを中心にチームはまとまりを見せ始めている。去年の春リーグ3位を上回る成果をあげることを期待したい。開幕戦は順大との戦い。秋リーグでは早稲田らしい持ち味をだせないまま、敗戦を喫すると共に悔しい思いを味わった。今試合は開幕戦としてもこれからのリーグを左右するだけにどうしても勝ちたい試合であることは両校とも変わらない。

 第1セットから守り、特にサーブカット、レシーブでの粘り強さを見せる順大の速いバレーに早稲田は苦しめられる。序盤から動きの硬さが目立ち、攻撃の組み立てがうまくいかない。何とかセンターを生かした時間差で攻撃のリズムを掴もうとするも、得点差は開いていく。ならば、サイドにボールを集め、突破口を開こうとするが、柴小屋康行(スポ2)も調子が上がらずスパイクを打ち切れない場面が目に付く。このまま悪い流れを断ち切れずに1セットを18−25で落としてしまう。第2セットに入ってからも、サイド・前田和樹(人4)は安定した活躍を見せるが、攻撃に一体感が生まれない。サーブで崩される場面が随所に見られ、順大の速攻にブロックが対応しきれていなかった。順大は秩序だったバレーから早稲田に最低限の得点しか与えなかった。そして、第1セットに続き、第2セットも18−25で連取されてしまう。チームの雰囲気が悪いだけにまずチームの連携を高めることに第3セットはかかっていた。

 第3セットに入り、やっとのことでレシーブ、トス、アタックと一連の動きが噛み合いだす。2セットを連取した順大は少し守りのプレイに入ったのではないかという印象も受けた。ここから早稲田は常に先行した形で試合を進めていく。前田・柴小屋、両者ともに思い切りのいいスパイクから得点を積み上げる。最後は新人・徳武正哉(スポ1)がブロックを決め、25−22で何とか第3セットをものにした。

 このまま波に乗るかのように思われたが、第4セット、順大はリベロを中心とした粘り強い繋ぐバレーから確実に早稲田のコートにスパイクを打ち込んでいく。順大のリズムのある攻撃に最後の最後まで対応しきれずに17−25で最終セットも落としてしまった。

 開幕を黒星でスタートすることとなってしまった早稲田。「崩れないバレー」を目標に掲げる早稲田だが、第2セット中盤には全体のバランスの乱れというのが顕著に表れるという皮肉な結果となってしまった。また、この試合で明らかになったのは柴小屋が鍵を握る選手であるということであった。彼がリズムに乗るか乗らないかは目に見える形で試合を左右していた。彼にかかる期待は大きいものの「サイドで打ち切れる選手になりたい」と本人が語ったように、次節の中央戦では安定感のあるプレイと勝利を期待したい。


関連URL
早大バレーボール部公式サイト

(TEXT、PHOTO=村山裕太)
 


 
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