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早大
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0
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13-25
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3
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筑波大 |
19-25
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15-25
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春季関東大学リーグ戦・第3日目
早稲田大学×筑波大学
4月23日(土)
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一部リーグ、3日目は王者・筑波大との対戦となった。筑波のバレーの特徴はミスを犯さない安定感である。この相手に対して、早稲田はどこまで食らいついていけるのか。そこに焦点が当てられた。
第1セットから早稲田、筑波は対照的な戦いぶりであった。早稲田はサーブミスを連発し、得点を献上していく一方、筑波はサーブの切れ味は言うまでもなく、主将の石島のスパイクを中心としてブロック、レシーブと安定したバレーを披露する。早稲田のサイドを軸としたスパイクに対しては息のあったブロックでタイミングよく対応する。このような筑波優位の試合展開の中、攻撃の糸口を見出せないまま試合が進んでいく。唯一の攻撃の形としてスピード感のある速攻で得点を上げるしかなかった。しかし、連携面でもミスがつづき、結局13−25で1セット目を落とし、早稲田のリズムのわるさばかりが目立つこととなってしまった。2セット目に入り、すぐにでも修正をかけたいところであったが柴小屋康行(スポ2)もなかなか調子を発揮できない。セッター北沢浩(スポ2)に代えて、竹井浩太(スポ3)を投入するも、攻撃のリズムに大幅な変化は表れなかった。19−25で2セット目も連取されてしまった。スコア以上に筑波の安定感が印象に残る2セット目であった。3セット目に入っても流れは変わらない。筑波の秩序だったブロックには力で押していくバレーでは対応しきれない。ゆえにブロックアウトを狙って得点をあげていこうとするも、すぐに筑波は攻撃のパターンを読みきってきた。この早い対応に早稲田は完全に戦意喪失という感じであった。3セット目も15−25とセットカウント0−3であっさりと試合終了。
早稲田−筑波、スコアボードに写し出された数字は常に筑波優勢のダブルスコアの展開。筑波は試合を支配し続けた。まさに王者の風格といった試合運び。だからといって、選手たちに驕りや傲慢さというものは見られず、一つ一つのプレーに集中力を途切らすことはなかった。決して派手なバレーではないものの、基礎技術からスパイク、ブロック、レシーブにいたるまで「ミスをしない」という姿勢が見てとれた。試合全体のイメージを選手が共有し、勝負していく部分、確実に入れていくべき部分をわきまえていた。これは監督の存在が大きいのかもしれない。「学生主体」を標榜する早稲田ではあり、この状況を即座に打開することは簡単なことではないが、個人個人が考えるバレーでなんとか一勝をあげて、勢いに乗りたいところである。
関連URL
早大バレーボール部公式サイト
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